衝撃のデカ盛り1kgカレー! 東小金井の『サイのツノ』で3種のルーがウマい「カレートライアングル大盛り」を食べてきた

2022年7月4日(月)10時51分 食楽web


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 ムシムシと暑くなってくると俄然食べたくなるのがカレー。体が香辛料を欲してくるような、スプーンでがっとかき込みたくなるような、突然“カレーが食べたいっ”と身体が叫ぶ時ありますよね。

 今回向かったのは東小金井にあるカレーショップ『サイのツノ』。実はここ、カレールーの3種がけが食べられる、優柔不断なカレー好きにはもってこいの店。チキンにするか豚にするか、欧風にするかインド風にするか、とかで悩まなくてOK。だって3種類が一皿で味わえるし! ということで、わくわくしながら店に向かいます。


メニュー。右側下に「カレートライアングル(分量1.6倍)を発見! これこれ〜!

 席につき、卓上にあるメニューを確認。「カレートライアングル」は欧風まろやかカレーと、インド風レッドカレーと、ひき肉とほうれん草のグリーンカレーのあいがけと判明。店にあるのは薬膳スープカレー含む4種のカレーで、そのうちの3つが一皿で味わえます。それで820円はすごく良心的価格。ありがたい!

 今回はこのカレートライアングルに大盛り+150円で注文です!

ライスの山の裾野に3つのカレー!「カレートライアングル+大盛り」976g


「カレートライアングル」820円+大盛り150円。大盛りにしても1000円以下! コーンとスプラウトが彩りのアクセントに

 待つこと数分。目の前にやってきたのは、中央に三角形のライスの山、そして3つのカレールーが混ざらないように盛り付けられています。早速計測。直径31cmのお皿に、重さは976g(器の重さを除く)。

 手前の一番色が濃いルーが欧風まろやかカレー、右上がインド風レッドカレー、そしてつぶつぶが見える左上がひき肉とほうれん草のグリーンカレーです。

「グリーンカレーはタイのカレーではなくて、ほうれん草で緑色、という意味のグリーンカレー。欧風とインド風のちょうど中間のカレーですね」と話すのは店主の岡本史郎さん。


直径30cmの大皿にバランスよくカレーを盛り付けていく。「ボリュームを抑えた『プチトライアングル』(740円)もありますよ」(店主)(食楽web)

 カレーは全て店主の独学、オリジナルレシピ。季節や素材によってメニューが変わることはなく、年間を通じて欧風まろやかカレー、インド風レッドカレー、ひき肉とほうれん草のグリーンカレー、薬膳スープカレーの4種類。そして、4種全てを注文することも可能です。「薬膳スープカレーはご飯にかけず、別の器で提供しているんですよ」。確かにスープカレーはかけずに別で出してもらうのが良さそうです。

 そして、「うちのカレーはオリジナル、ここだけの味ですね、手間ひまかけて丁寧に作っています。付け合わせのピクルスも全て自家製ですよ」。この付け合わせのピクルスが大好きすぎる常連さんも結構多いとのこと。それは期待大!


欧風まろやかカレーは粘度しっかり、辛味は控えめだが、旨みはしっかり。とてもまろやかな口当たり

 3種類のルー、どれから食べようか迷うけれど、まずは欧風まろやかカレーから。じっくり煮込まれているのを感じられる、旨みがぎゅっと詰まったカレー。ほのかに甘味も感じられます。

「欧風まろやかカレーは、豚バラや野菜、スパイスは10〜20種ぐらい入れています」と店主。そしてほのかな甘みは果物由来とのこと。家で作れないプロの味、そしてどこか優しくて家庭的、ホッとする美味しさです。


(左)ひき肉とほうれん草のグリーンカレー、(右)インド風レッドカレー。粘度、色、食感の違いも楽しい

 続いてこの3つの中では一番サラサラのひき肉とほうれん草のグリーンカレーへ。さっきの欧風まろやかカレーはルーがゴハンの上に乗っている感じだったけれど、こっちは程よくさらっとしていて、ゴハンに溶け込む感じ。インドのほうれん草カレーとも、タイのグリーンカレーとも違う、ほうれん草たっぷりで身体に良さそうな美味しさです。

 そしてインド風レッドカレーはこの3つの中で一番辛さがしっかりしている。鶏の旨みと程よい辛さが食欲をさらにアップさせます。「インド風レッドカレーの辛さは基本チリ。豆板醤も実は入っています」。なるほど!


「隣の店舗でテイクアウトのカレーやお惣菜を販売しているので、是非買いに来てくださいね」(店主の岡本史郎さん)

 そして、カレーと共にテーブルに出されたピクルスは、正式名称「和のピクルス」。米酢で野菜を漬け込んだもので、一般的なインド料理のお店で出されるものより酸味が柔らかく、ピクルスなのにまろやか。「だからうちのピクルスは、子供にも美味しいと言われるんですよ」。とニッコリ。確かに、酸味で尖った部分を感じないまろやかピクルスはいい箸休め? スプーン安めになります。

「もしお腹に余裕があれば、黒胡麻アイスも食べていってほしいですね。手作りで、結構皆さん食べていかれます」。この手作りスイーツは1つ120円。お値段的にも、それならデザートに、と手を出したくなります。

 これらのピクルスやデザートは、店の隣にある『サイのツノ2.0』で販売しているので、持ち帰って家で食べることも可能。また、HPでは通販もあり、全国発送もできます。

 3種のカレーを食べて思ったのは、全体的にホッとする、旨みがじわっと染み込んでくるようなカレー。辛さは4段階でアップすることもできるので、2度目からは好みの辛さをリクエストするのもできます。最初は刺激を求めてカレーを食べに来たのに、食べ終わる頃にはカレーで癒されていた!? そんな感覚になる『サイのツノ』のカレートライアングル。店主の人柄が伝わってくるような優しい美味しさのカレーでした。

(取材・文◎いしざわりかこ)

●SHOP INFO

店名:サイのツノ

住:東京都小金井市東町4-37-19
TEL:042-387-7488
営:11:15〜14:15、17:00〜22:00、土曜・祝日11:15〜21:30(各L.O.)
休:日曜

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