NTTドコモ・凸版印刷ら、沖縄で歴史教育コンテンツ配信の実証実験
2018年7月10日(火)15時52分 リセマム
実証実験では、法政大学沖縄文化研究所国内研究員の上里隆史氏の監修のもと、三山時代の今帰仁城を再現した高精細な4KVRコンテンツをヘッドマウントディスプレイやタブレット端末などに5Gで配信。まるでその場にいるような臨場感を味わうことができる。修学旅行で沖縄県国頭郡にある帰仁城跡を訪れる中高生へ、今帰仁城の歴史に関する直感的な学習体験を提供する。
また、コンピューターを使って現実の風景に情報を重ね合わせて表示する「AR」技術を使って、史跡や出土品に関する上里氏による遠隔講義を、5Gを通じてリアルタイムにタブレット端末へ配信する。
実証実験の実施時期は、2018年12月から2019年1月の予定。沖縄観光コンベンションビューローは実証フィールドの選定・調整、凸版印刷はVR・ARを活用した歴史教育コンテンツの企画・制作、NTTドコモは5G実証環境の提供を担う。
NTTドコモは、沖縄県、沖縄ITイノベーション戦略センター(ISCO)、沖縄オープンラボラトリと連携し、常設5G技術検証環境「ドコモ5GオープンラボOKINAWA」を2018年12月に開設する。ドコモ5Gオープンラボが開設されるのは、東京都、大阪府についで全国で3か所目。ドコモ5GオープンラボOKINAWAでは、ドコモ5Gオープンパートナープログラムに参画している企業・団体(1,500超の団体)が、5Gの実験基地局・移動局装置などを無償で利用できる。