懐かしいのにモダンでおしゃれ♡ 職人が手掛ける「トタン製バケツ」使い方いろいろ
2022年7月11日(月)6時0分 Jタウンネット
[かんさい情報ネットten.—読売テレビ]2022年6月16日放送の「旬感中継」のコーナーでは、兵庫のトタン製バケツ専門メーカーの工場を中継していました。
番組が訪れたのは、兵庫・姫路市にある「渡辺金属工業」。昔懐かしいトタン製バケツのメーカーです。4代目・渡辺政雄代表と真里さんご夫婦が案内してくれました。
今年で創業99年だという同社では、創業当時から変わらず職人がひとつひとつ手作業で商品を仕上げています。小さな部品も厳選した日本製素材のみを使用。丈夫で一生使えるバケツを目指して作り続けているそう。
一時は安いプラスチックバケツに追いやられて廃業寸前にまでなったものの、「OBAKETSU」ブランドでいろんな用途に使えるトタン製バケツを開発。
これらのアイデアバケツで業績を見事V字回復させました。
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同社のバケツは20〜30工程を経て作られていて、職人の技で側面につけられた波々模様には、デザイン性とともに強度を上げる役目があります。これはトタン屋根や段ボールの断面と同じ理由なんだとか。
おすすめ商品3点を紹介
妻の真里さんは「姫路ケーブルテレビ」の元リポーターで、同社で作られているトタン製品をわかりやすく紹介してくれました。
たとえば「ライスストッカー(米びつ)」(4サイズ展開)。湿気に強く光を通しにくいトタンのメリットを生かし、米の劣化を防ぎます。キャスター付きで移動もラクラク。30万個売れた大ヒット商品です。
また、「蚊遣(や)りバケツ」なんて商品も。ふた付きなので雨が降っても蚊取り線香が使えます。横の穴から煙が出て、ふたをずらすと穴が自動的にふさがって火を消せます。予備も収納OK。
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そして「足湯バケツ」。暑い時は冷たい水、寒い時はあたたかい湯を入れ、夏も冬も使えます。お湯が冷めにくいよう湾曲にカットした木ふた付きです。
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メーカーは違えど自宅でも掃除用として愛用しているトタン製バケツが、こんなにおしゃれに生まれ変わっているなんて知りませんでした。特にライスストッカーが欲しくなりました。
(ライター:まみ)