神奈川県最古の神社「有鹿神社」にパンダ宮司 なぜ鹿ではなくパンダ?いつ会える?禰宜に話を聞いた
2017年7月24日(月)20時30分 BIGLOBEニュース編集部
神奈川県で最も古いと言われている神社「有鹿神社」にパンダの被り物をした「パンダ宮司」が現れ、Twitterを中心に話題になっている。鹿の字が付いた神社なのに何故パンダなのか、いつ会えるのかなど神社に話を聞いた。
白い袴や水色の狩衣を着た宮司。しかし、その頭は烏帽子を被り優しい表情を浮かべる「パンダ」というシュールなビジュアル。これを目撃した人の「神奈川の有鹿神社の人が、パンダのかぶり物をしています。神奈川で一番古い神社なのに、あまり知られていないから頑張っているみたい」というツイートが拡散した。Twitterでは、「なぜ被り物?」「パンダ!?鹿じゃなくて!?」といったツッコミや、「熱中症お気をつけて」といった励ましの声なども寄せられ、大きな反響となっている。
鹿ではなく何故パンダなのか、誕生の経緯や今後について神社の禰宜に話を伺った。事の発端は、有鹿神社の宮司がパンダに似ているため「パンダ宮司」という愛称で親しまれていたこと。以前から「パンダ宮司代理」として、パンダのパペットを神社ガイドキャラとしてTwitterに投稿していた。それを見たテレビ神奈川が取材に訪れたが、小さいパペットに悲しそうな顔をしていたため、思い切ってパンダヘッドを購入。ただ、そのままだと白目がなく不気味な顔だったため、粘土を盛りアクリル絵の具でペイント、仕上げに艶消しスプレーをかけて優しい顔のパンダヘッドが完成した。
そして、「パンダ宮司代理」は、神職としての作法から外れないよう注意して撮影され、6月24日にテレビでお披露目。その後は、番組を見たと声をかけてくれた人と記念撮影をしたり、祈祷や社殿のガイドの後など時間が取れる際に見送りをしていた。パンダヘッド以外にも、有鹿神社のTwitterには猫ヘッドが投稿されているが、これは栃尾揚げをPRするための「栃尾にゃん」というキャラクターで神社のキャラクターではないそう。
有鹿神社には神職がいないこともあるため、現在「パンダ宮司代理」に会うためには、あらかじめ連絡が必要とのこと。また、参拝以外にも月に1回開催している禰宜主催のイベント「自鳴琴楽奉納祭(じめいきんがくほうのうさい)」でも「パンダ宮司代理」に会うことが可能。オルゴールを聴きながら神様とともにゆるく楽しむ会になっており、Twitterなどで日程をアナウンスしている。
母から頼まれたので宣伝です
— ボンバー@埼玉のレディース狩り (@bomberuneune) 2017年7月23日
神奈川の有鹿神社の人が、パンダのかぶり物をしています。たまに外して深呼吸しているけど、暑さで顔が真っ赤になっています。神奈川で一番古い神社なのに、あまり知られていないから頑張っているみたいなのです。知名度だけでもあげてあげたいので、拡散をお願いします。 pic.twitter.com/jYyiiyo1bY
?????{ パンダ宮司代理舞、練習風景??? pic.twitter.com/SDI1hRtgJC
— 有鹿神社 @栃尾あげ党 v (@arukajinja) 2017年6月24日