学習院女子大、学習院大に統合へ…2026年4月にも

2023年7月28日(金)10時45分 リセマム

学習院女子大学

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学校法人学習院は2023年7月27日、学習院女子大学を学習院大学に統合することを発表した。最短で2026年(令和8年)4月に統合する計画で、設置認可に向けて準備を進めていくとしている。

 学習院の起源は、幕末の京都に設けられた公家の教育機関にある。1877年(明治10年)に華族学校が創設され校名が学習院と定められたのが始まりで、2027年(令和9年)に創立150周年を迎える。学習院大学の開学は1949年(昭和24年)。法・経済・文・理・国際社会科学の5学部がある。

 学習院女子大学は、学習院大学短期大学部として1950年(昭和25年)に開設。1953年(昭和28年)に学習院女子短期大学に改称、1998年(平成10年)に4年制の女子大学に改組した。国際文化交流学部を擁し、国内外で活躍する女子のリーダー育成を目指している。

 学校法人学習院では、「より一層の男女共同参画が求められる中、学校教育を取り巻く社会環境も速いスピードで変化しています」としたうえで、「創立150周年の節目に、伝統に革新を加え未来へ向けてより深化し発展するための第一歩として、このたび、学習院女子大学を学習院大学に統合することを決定いたしました」と説明している。

 学習院女子大学で培ってきた国際文化交流学部の教育の経験と成果を統合し、学習院大学の既存の5学部との分野横断型の学際的な教育活動で相乗効果を上げることを目指すという。

 統合時期は、最短で2026年4月となる計画。今後、設置認可に向けて準備を進めていく。なお、設置構想中のため、今後内容が変更になる可能性があり、詳細は文部科学省に相談のうえ、決定次第、発表するとしている。

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