「びしょ濡れで下校する中学生の私に声をかけてきた車の男性。家まで送ると言われたけど...」(東京都・50代女性)
2024年8月5日(月)8時0分 Jタウンネット
シリーズ読者投稿〜あの時、あなたに出会えなければ〜 投稿者:Iさん(東京都・50代女性)
その日、下校中にゲリラ豪雨に見舞われた中学生のIさんは、雨宿りもせずに家を目指していた。
すると、父親くらいの年齢の男性に声をかけられて......。

<Iさんの体験談>
もう40年以上前、私が中学生だった頃、東京の下町・江戸川区での出来事です。
越境通学していた私は、学校の帰り道、今で言うゲリラ豪雨に突然見舞われ、雨宿りも諦めて、そのまま歩き続けておりました。
父親くらいの年の男性に声をかけられて...
その時、私の父ぐらいの男の方に車から声をかけられました。
家まで送ってくれると言ってもらったのですが、既にびしょ濡れだったので「車のシートが濡れてしまうから」とお断りしたところ、その方は「気にしなくていいから」。
「自分にも同じ年くらいの子供がいるから」と優しくお声がけしてくださったのです。

今だったらその時の私は不安より、その方の優しい雰囲気に安心したのを覚えています。
車を降りる時にお名前やご連絡先を伺いましたが、また「気にしなくていいから」と仰って、そのまま行ってしまわれました。
今でも、あの時のことは忘れたことがありません。ぜひ、感謝の気持ちをお伝えしたいです。
「あの時は本当にありがとうございました。そして車のシートをびしょ濡れにしてしまいごめんなさい」
どうか、この感謝の気持ちが届きますように。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」「あの時はごめんなさい」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆さんの「『ありがとう』と伝えたいエピソード」「『ごめんなさい』を伝えたいエピソード」を募集している。
読者投稿フォームもしくは公式X(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのか、どんなことをしてしまい謝りたいのかなど、500文字程度〜)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
(※本コラムでは、読者の皆さんに投稿していただいた体験談を、プライバシー配慮などのために編集している場合があります。あらかじめご了承ください)
関連記事(外部サイト)
- 夕暮れ、人のいない田舎道、知らないオジサンの車に乗った女子高生 まさかの実体験に反響「無事で良かった」「田舎あるあるなの?」
- 「幼稚園から1人で歩いて帰っていたら、知らないおじさんが『乗りなさい』。車通りのない道で、半ベソをかく私を...」(兵庫県・50代男性)
- 「初対面のおじさんの車に乗って、涙を流す高3の私。交通費を使い果たしたばっかりに...」(山口県・50代女性)
- 「雨の中を歩く私に、後ろから寄ってくる車。不審に思っていたら見知らぬおじさんがドアを開け『乗れよ!早く!』」(福井県・40代女性)
- パリ五輪〝初老ジャパン〟活躍でわく疑問「40歳って初老なの?」 皆がイメージする年齢は...