国家公務員採用試験2024合格発表、一般職は2.3倍
2024年8月19日(月)10時45分 リセマム
国家公務員採用一般職試験(大卒程度)は、第2次試験を7月10日〜26日に実施し、最終合格者を8月13日に発表した。一般職試験全体の採用予定者数5,016人に対し、申込者数は2万4,240人、受験者数は前年度比1,483人減の1万7,463人。合格者数は7,557人で、前年度(8,269人)と比べ8.6%減少した。このうち、行政区分は6,075人(前年度6,476人)、技術系区分は1,482人(同1,793人)だった。
申込倍率(申込者数÷合格者数)は3.2倍、受験倍率(受験者数÷合格者数)は2.3倍。女性の合格者数は3,250人で、一般職試験全体の合格者数に占める女性の割合は43.0%で過去最高、行政区分における女性の割合も46.2%で、過去最高を更新した。技術系区分における女性の割合は前年度比0.3ポイント減の29.8%となった。
一方、国家公務員採用専門職試験(大卒程度)は、採用予定者数1,820人に対し、申込者数は2万893人で、受験者数は前年度比1,555人減の1万3,472人。合格者数(7種類合計)は4,949人で、受験倍率は2.7倍となった。最終合格者に占める女性の割合は、前年度比1.9ポイント増の44.9%。特に食品衛生監視員の女性割合が高く、77.1%を占めた。
各試験の倍率は、皇宮護衛官(大卒程度)が15.3倍、法務省専門職員(人間科学)が3.0倍、財務専門官が2.4倍、国税専門官が2.5倍、食品衛生監視員が3.1倍、労働基準監督官が3.2倍、海上保安官が3.0倍。
最終合格者は、採用候補者名簿(5年間有効)に得点別に記載される。各府省等では採用候補者名簿に記載された者の中から、面接などにより採用者を決定。採用はおおむね2025年4月の予定。