カルディで1番人気の「ビーフカレー」と「スパイシービーフカレー」を食べ比べ! どっちがウマい?

2021年8月29日(日)10時51分 食楽web


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 エスニック食材のラインナップが豊富なカルディ。レトルトカレーひとつ取っても、本格インドカレーやタイカレーは言うに及ばず、「レモンチキンカレー」、「台湾カレーミンチカレー」など個性的なカレーが売っています。

 そんな数あるレトルトカレーの中でダントツ人気なのが、カルディオリジナルの「ビーフカレー」。しかし、気になる類似商品として、「スパイシービーフカレー」なるものもあります。


カルディオリジナルの「ビーフカレー」と「スパイスビーフカレー」(共に320円)

 筆者もそうでしたが、食べたことがない人は、どっちを買うべきかやや迷うかもしれません。 スパイシーというくらいだから「辛口」で、もう一方は「中辛」程度かな? とか、スパイシーのほうがサラッとしたタイプで、普通のはドロリとしているんじゃないか、とか、あれこれイメージすると思いますが、実際はよくわからず。

 結果、「スパイシービーフカレー」をカゴに入れたのですが、勝手なイメージで決めるのはよくない、と思い直し、2つとも買って食べ比べてみることにしたのです。

「スパイシービーフカレー」は意外と辛くない


「スパイシービーフカレー」は、1食180g・208kcal

「ビーフカレー」も「スパイシービーフカレー」もレトルトパウチなので、熱湯で5〜7分湯煎するだけ。

 まずは「スパイシービーフカレー」から。パッケージには「スパイシーさとは何かをとことん追求し、厳選した12種類の香辛料でスパイシーさを表現した」と書いてあります。

 皿に盛り付けてみると、見た目は濃厚なカレー色。牛肉や人参、ジャガイモが入っています。想像したサラサラタイプではなく、シチューのように濃度高めです。


カルディで売っているお気に入りのフライドオニオンをふりかけてみました

 さっそくスプーンですくって、まずは香りから。インドカレーを思わせるカルダモンやクミンなどの爽やかな香りがします。口にいれてみると、最初に感じるのは、欧風カレーらしい飴色玉ねぎやトマトなどの野菜や果物の甘み。想像とは違って、辛くはありません。

 食べる進むほどに漢方のような風味が舌に残り、後味も香辛料が強く主張してきます。パッケージにあったようにスパイスをガツンと感じさせるカレーで、旨みもしっかりあります。うん、なかなか美味しい。辛いもの好きの人にとっては「スパイシーとは一体…」となりそうですが、あくまでスパイス感をしっかり感じられる、という方向で調理してあるようです。

隠し味にコーヒー&チョコレートを使った「ビーフカレー」


こちらはカルディオリジナルの「ビーフカレー」(200g・325kcal)。まるでチョコレートのような色をしています

 続いて「ビーフカレー」。前述の通り、これはカルディのレトルトカレーの中で一番人気の商品です。見た目はさきほどの「スパイスビーフカレー」とあまり変わりませんが、こちらのほうが牛肉やジャガイモ、人参といった具材のゴロゴロ感がより感じられます。

 パッケージには「炒め玉ねぎをはじめ、野菜や果物と牛肉の旨味を引き出し、カレー粉と独自ブレンドしたスパイスで牛肉とジャガイモ、人参をじっくり煮込んだ」と書いてあります。そして何と言っても最大の特徴は、隠し味にコーヒーやチョコレートを加えてある点。家カレーの定番隠し味的なものが、最初から入っているわけです。


具材がゴロゴロ入っている「ビーフカレー」

 食べてみると、先ほどの「スパイシービーフカレー」とは似て非なる味わい。何時間もじっくり煮込んだような、コク深く濃厚な欧風カレーという雰囲気です。スパイスの際立ち感はないものの、まろやかなコクと甘みが全体を統一しています。

 全体的に味がきれいにまとまっている印象で、スパイス感は最初から最後まで主張してこないものの、これはかなり美味しいかも。やはり2つの最大の違いは、前者はスパイス感で、後者はコーヒーやチョコレートのコク感でしょうか。

 個人的な好みはあると思いますが、筆者は断然「ビーフカレー」のほうが美味しく感じました。やはり、カルディ(キャメル珈琲)といえば、コーヒーのプロ。コクの表現がとても上手。次回からは「ビーフカレー」一択にしようと思った次第です。

(撮影・文◎ナナノナノ)

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