近隣住民から苦情殺到! 「世の中に愛を広めるため」自宅前で全裸になった中年男性を逮捕=米

2023年9月7日(木)17時0分 tocana


「悟りを開いた」と自称する男が、大通りに面した自宅の玄関先で全裸になり、通行人に自慰行為を見せつけたとして逮捕された。男は「愛を広めたかった」などと供述しているという。


 舞台はアメリカ・インディアナ州東部にある小さな町、センタービル。地元警察は2日、公然わいせつや覚醒剤所持など4件の容疑でイライジャ・バーカー(42)を逮捕したと発表した。


 裁判資料によると、警察はこの日「全裸の男が公衆の面前で自慰行為をしている」との通報を受け、大通りの交差点に位置するアパートへと急行した。アパートは古いモーテルを思わせる外観で、部屋の玄関や窓は大通り沿いに面しているという。


 到着した警官が目にしたのは、玄関のドアと窓のカーテンが全開になった部屋と、素っ裸で突っ立っているバーカーだった。ひとまずパンツを履かせ、なぜ裸でいたのか訊ねたところ、バーカーは警官の背後を指差しながら「ジープ、ジープ」とキャッキャしていたという。なお、警官によると、そのときジープは1台も走っていなかったらしい。


 もうこの時点で拘束してよさそうなものだが、警官は粘り強く会話を続ける。全裸の男が自慰行為をしているとの通報があったことを伝えると、バーカーはそれが自分であるとあっさり認めたばかりか、「受け入れられると思った」などと話したという。


 さすがに様子がおかしいと感じたのか、警官が薬物の使用について問いただすと、バーカーは覚醒剤の使用歴があることを明かしたものの「投薬治療を始めてからはきっぱり断っている」と述べた。だが、その直後に財布の中から覚醒剤が見つかり、あえなく御用。


 拘束される最中、バーカーは「悟りを開いた」「自分はただ、愛を広めたかっただけ」などと説明したが、まったく説明になっていなかった。


 また、「自分が深い穴の中に隠れ続けていたおかげ」で、人間関係のトラブルはなく、他人に悪意を抱いているわけではないとも供述した。


 しかし、警察によるとバーカーには窃盗、詐欺、文書偽造などの前歴が多数あるほか、自宅開放全裸自慰についても近隣住民からたびたび苦情が出ていたため、アパートの大家から立ち退きを求められていたという。


 次こそは覚醒剤に頼らず刑務所で悟りを開き、人前で自慰行為をすること以外の方法で世の中に愛を広めてほしい。


参考:「FOX59 News」ほか

tocana

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