東大生が答えるお悩み相談室・番外編「東大生がお勧めするマンガTOP5」
2024年9月19日(木)19時15分 リセマム
この「東大生が答えるお悩み相談室」シリーズは、読者から寄せられた質問やお悩みについて、東京大学に在学する現役東大生たちが答える動画企画。今回は、偏差値35から2浪して東京大学に合格し、現在はカルペ・ディエムの代表取締役社長を務める東京大学経済学部4年生の西岡壱誠氏と、東京大学教育学部3年生の新藤篤隼斗氏の対談の番外編。
漫画から学べることもたくさんある。今、この時代に読むべき作品とは。
東大生お勧めマンガTop5
5位 『キングダム』
春秋戦国時代の中国を舞台に、低い身分から大将軍を目指す少年・信と、中華統一を目指す始皇帝・政の成長と戦いを描くストーリー。
実際にあった歴史の話を舞台としているため、世界史に興味をもつきっかけになる。また、幅広い年代の人に読まれている作品であり、ぜひ1度は読んでみてほしいマンガである。
武力による戦いのみではなく、他国と同盟を結んだり、時には裏切りもあったりするなど、知のバトルの要素も描かれており、それが東大生の人気を得ている理由のひとつ。
4位 『ヒカルの碁』
囲碁とは無縁な日々を送っていた主人公・進藤ヒカルが、あることをきっかけに平安時代最強の囲碁の棋士の霊に取りつかれ、ヒカルも囲碁に熱中し、神の一手を目指して成長していくストーリー。
囲碁の棋力の成長だけでなく、囲碁を通じて、目標に向かって努力する姿勢や勝負の世界の厳しさを経験し、人間的にも成長して大人になっていく。このストーリーは受験生と重なる部分が多いため、ぜひ今の高校生に読んでほしい作品のひとつ。
囲碁に似た将棋を真剣にやってきた筆者自身は、プロ試験編の話にかなり深く共感している。囲碁が強くても、心が未熟では勝ち残れない。特に人生を賭けたプロ試験では、精神面の強さがより重要になる。そんな状況の中で、さまざまな困難に遭遇して成長していくヒカルの姿を描くプロ試験編は、ぜひ見てほしいストーリーである。
3位 『呪術廻戦』
主人公・虎杖悠二があることをきっかけに呪術師になり、人間から出る負の感情から生まれる呪霊を、仲間と助け合いながら倒していくストーリー。
「努力・友情・勝利」という少年マンガの王道展開の中に、個性的なキャラやセリフが数多く出てきて、ストーリーをより魅力的にしている。また、バトルシーンのクオリティは圧倒的で、これからの時代を作っていく作品だ。
特に「渋谷事変」での虎杖・東堂真人は見どころ満載。レベルの高いバトルの応酬はもちろん、各キャラクターのセリフは名言ばかりで、ぜひ見てほしいシーンだ。
2位 『ワンピース』
いわずと知れた不朽の名作。夢を実現するため、仲間を守るための熱い展開のバトルはもちろん、今まで張られてきた緻密な伏線が回収され、謎がどんどん解けていくストーリーが魅力的。
また、筆者はキャラクターのセリフが非常に素晴らしいと感じている。チョッパーを仲間に誘うときに言った、「うるせぇ! いこう!」というセリフのように、短いけれども力強いセリフを巧みに使い、感動的なシーンを多く作り出しているのもお勧めポイントのひとつ。
現在の流行を知ることができたり、世界のいろいろな人と関わるための話題としても、1度は見ておくべきマンガである。
1位 『3月のライオン』
栄えある1位は『3月のライオン』!
将棋以外何もできない主人公・雫君が、プロ棋士として戦っていく中で、初めは好きではなかった将棋を本気で好きになっていったり、人の温かさに触れていき、人間的なぬくもりを取り戻していくストーリー。
このマンガは特に浪人生にお勧めで、主人公が名人を目指して努力しているけれども挫折してしまう姿を描きながら、「努力って本当に報われるかわからないのに、それでも頑張る理由ってなんだろう?」という問いに対する答えを教えてくれる。そのため「浪人生時代、このマンガに助けられた」と西岡も言っている。浪人生に限らず何かに向かって努力している人にはぜひ読んでほしい。
勝負の世界ではどうしても「結果」に焦点を置かれるが、それと同じくらい、いやそれ以上に、どんな意思を持って、どんな戦略で戦っていくのか、そういった「過程」の重要性を教えてくれるこのマンガは、受験の厳しい世界を経験した東大生には非常に人気である。
漫画から学べることもたくさんある。今、この時代に読むべき作品とは。
東大生お勧めマンガTop5
5位 『キングダム』
春秋戦国時代の中国を舞台に、低い身分から大将軍を目指す少年・信と、中華統一を目指す始皇帝・政の成長と戦いを描くストーリー。
実際にあった歴史の話を舞台としているため、世界史に興味をもつきっかけになる。また、幅広い年代の人に読まれている作品であり、ぜひ1度は読んでみてほしいマンガである。
武力による戦いのみではなく、他国と同盟を結んだり、時には裏切りもあったりするなど、知のバトルの要素も描かれており、それが東大生の人気を得ている理由のひとつ。
4位 『ヒカルの碁』
囲碁とは無縁な日々を送っていた主人公・進藤ヒカルが、あることをきっかけに平安時代最強の囲碁の棋士の霊に取りつかれ、ヒカルも囲碁に熱中し、神の一手を目指して成長していくストーリー。
囲碁の棋力の成長だけでなく、囲碁を通じて、目標に向かって努力する姿勢や勝負の世界の厳しさを経験し、人間的にも成長して大人になっていく。このストーリーは受験生と重なる部分が多いため、ぜひ今の高校生に読んでほしい作品のひとつ。
囲碁に似た将棋を真剣にやってきた筆者自身は、プロ試験編の話にかなり深く共感している。囲碁が強くても、心が未熟では勝ち残れない。特に人生を賭けたプロ試験では、精神面の強さがより重要になる。そんな状況の中で、さまざまな困難に遭遇して成長していくヒカルの姿を描くプロ試験編は、ぜひ見てほしいストーリーである。
3位 『呪術廻戦』
主人公・虎杖悠二があることをきっかけに呪術師になり、人間から出る負の感情から生まれる呪霊を、仲間と助け合いながら倒していくストーリー。
「努力・友情・勝利」という少年マンガの王道展開の中に、個性的なキャラやセリフが数多く出てきて、ストーリーをより魅力的にしている。また、バトルシーンのクオリティは圧倒的で、これからの時代を作っていく作品だ。
特に「渋谷事変」での虎杖・東堂真人は見どころ満載。レベルの高いバトルの応酬はもちろん、各キャラクターのセリフは名言ばかりで、ぜひ見てほしいシーンだ。
2位 『ワンピース』
いわずと知れた不朽の名作。夢を実現するため、仲間を守るための熱い展開のバトルはもちろん、今まで張られてきた緻密な伏線が回収され、謎がどんどん解けていくストーリーが魅力的。
また、筆者はキャラクターのセリフが非常に素晴らしいと感じている。チョッパーを仲間に誘うときに言った、「うるせぇ! いこう!」というセリフのように、短いけれども力強いセリフを巧みに使い、感動的なシーンを多く作り出しているのもお勧めポイントのひとつ。
現在の流行を知ることができたり、世界のいろいろな人と関わるための話題としても、1度は見ておくべきマンガである。
1位 『3月のライオン』
栄えある1位は『3月のライオン』!
将棋以外何もできない主人公・雫君が、プロ棋士として戦っていく中で、初めは好きではなかった将棋を本気で好きになっていったり、人の温かさに触れていき、人間的なぬくもりを取り戻していくストーリー。
このマンガは特に浪人生にお勧めで、主人公が名人を目指して努力しているけれども挫折してしまう姿を描きながら、「努力って本当に報われるかわからないのに、それでも頑張る理由ってなんだろう?」という問いに対する答えを教えてくれる。そのため「浪人生時代、このマンガに助けられた」と西岡も言っている。浪人生に限らず何かに向かって努力している人にはぜひ読んでほしい。
勝負の世界ではどうしても「結果」に焦点を置かれるが、それと同じくらい、いやそれ以上に、どんな意思を持って、どんな戦略で戦っていくのか、そういった「過程」の重要性を教えてくれるこのマンガは、受験の厳しい世界を経験した東大生には非常に人気である。