【高校受験2024】東京都、島外生徒受入リーフレット公開…島しょ都立3校で予定
2023年9月28日(木)17時15分 リセマム
東京都教育委員会では、島しょ以外の都内に居住する中学生が島しょの都立高校へ進学できる取組みとして、島しょの町村と協力し2016年度から島外生徒受入事業を推進。恵まれた自然環境の中で自律的に活動してみたい、新しい環境でチャレンジしたい、少人数の落ち着いた学校でのびのびと学校生活を送りたいといった生徒に、事業の活用を検討してもらうべくリーフレットを公開した。
リーフレットでは、島外生徒受入事業の概要のほか、受入れ実績のある島しょの都立高校3校(神津高校、八丈高校、新島高校)の紹介、校長インタビューや島外から島しょの都立高校へ進学した在校生のインタビューなどを掲載している。
また、島外生徒受入事業の応募の流れを詳しく紹介。事業を利用するためには、高校ごとの入学者選抜(学力検査)に先立ち、島しょの町村が独自で実施する「島外生徒受入選考」を受ける必要がある。町村ごとの募集要項を確認後、10月〜11月にかけて事前問合せのうえ必要書類を提出、12月に23区内で面接選考を行い、選考に合格すると島しょの都立高校への応募資格が得られる。その後、一般的な都立高校入学者選抜と同じ入試を受験し、合格すると希望する島しょの都立高校に通うことができる。
2023年度入学生向けの島外生徒受入事業では、島外生徒受入選考を経て、島しょの都立高校3校を計23名が受験。神津高校(神津島村)5名、八丈高校(八丈町)1名、新島高校(新島村)2名が合格した。
2024年度入学生対象の島外生徒受入選考は、10月上旬ごろに対象高校や選考日程、応募方法の詳細を公表予定。一般的な都立高校の入学者選抜スケジュールよりも早い日程での実施となるため、受験を考えている生徒は早めに情報収集や問合せをしてほしい。