「忍者顔負け」「配慮が素晴らしい」　おやつを食べるために全力で隠れる4歳児が尊い

「おやつの格差」をテーマに家族の日常を描いた漫画が、Ｘ上で注目を集めている。

2023年10月1日にツイッター上で投稿されたこの漫画は、モチダちひろ（@chitti_design）さんが実体験をもとに描いた作品。

モチダ家の子供たちには、その年齢差によって兄妹の間におやつ格差が存在するという。4歳のちびたろくんは喉に詰まりそうなもの以外はＯＫ、1歳のつぶちゃんは甘いものは基本ＮＧといった具合だ。

ある時から、このおやつタイムにちびたろくんが「忍者」と化すようになったという。

妹に見えない所で...

きっかけはある日の食後のこと。いつものようにデザートのおやつを食べようとしていたちびたろくんに、モチダさんはこうお願いした。

「つぶちゃんまだ甘いの食べれないから見えないとこで食べてもらえる？」

甘いおやつは妹に隠れて食べてほしいというモチダさんの言葉に、ちびたろくんは素直に「おっけ〜！」と応じたのだが......。

しばらくすると、ちびたろくんの姿がどこにもないことに気づいたモチダさん。キョロキョロと辺りを見渡すと......。

「めっちゃ隠れてくれとる」

どこへ行ったのかと思いきや、イスの下に潜り込んでいるではないか。これにはモチダさんもびっくりした様子だ。

思いのほか「全力」だった

「ごめんちびたろ。ママの伝え方が悪かった」
「つぶの死角...後ろとかなら普通に食べていいから」

妹に見えない所で、というモチダさんのお願いを、思いのほか全力で遂行してくれたちびたろくん。

あまりの本格的な隠れ方に驚きつつも、モチダさんは改めて丁寧に伝えなおした。大人しいつぶちゃんに対して、そこまでの隠れんぼスキルは必要ないようだ。

しかし、それ以降もちびたろくんはイスの下やカーテンの中に隠れてお菓子を食べているそう。

普段から兄追いがすごいつぶちゃんにお菓子を取られたくない、という気持ちもあるのかもしれない。

お茶目なちびたろくんの行動に、Ｘ上ではこんな声が寄せられている。

「お兄ちゃん頑張って見つからないように食べててえらいっ」
「なんという忍者」
「お兄ちゃん愛おしい。4歳流の隠れ方が可愛くて素敵です」

自分だけの隠れ場でこっそり食べるお菓子って、すごく美味しく感じたりする。ちびたろくんの行動に共感した人も多いのではないだろうか。（ライター：Met）