年収400万円「増減はチェックしないようにしてほったらかし」39歳・会社員女性が実践する長期積立投資の運用方法

2024年10月8日(火)6時10分 All About

All Aboutが募集している「積立投資の実体験エピソード」から、周りの方が資産運用にどのように取り組んでいるのか、運用目標や運用方針、成功体験から失敗事例などを見ていきます。今回は神奈川県に住む39歳女性の積立投資エピソードです。

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2024年から新NISAが始まり、ますます裾野が広がる投資の世界。そして投資の初心者が真っ先に検討するのが長期での積み立てによる資産運用です。時間を味方にできる低リスクな運用方法と言われる一方で、実際に周りの人がどのように積立投資を行ってきているのか、その実態を覗く機会は限られます。
ここではAll Aboutが継続的に募集している「積立投資の実体験エピソード」から、ほかの方が積立投資にどのように取り組まれているのかを紹介。
シミュレーションでは分からないリアルな積立実践エピソードから、ご自身の投資のヒントを見つけ出してください。

39歳・年収400万円会社員女性の積立投資の取り組みと運用成績は?

今回は神奈川県に住む39歳女性の資産運用エピソードを見ていきます。
■家族構成
本人、夫(39歳)、子2人(10歳、6歳)
■金融資産
世帯年収:本人400万円、配偶者400万円
世帯金融資産:現預金450万円、リスク資産350万円
■リスク資産の内訳
・NISA:150万円
・その他:利差配当付き個人年金保険200万円
■積立投資実績(※商品名の詳細が不明なものも原文ママ記載)
・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)/NISA:2021年から
・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)/NISA:2021年から
・楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・VTI)/NISA:2022年から
・楽天・S&P500インデックス・ファンド(楽天・S&P500)/NISA:2024年から
・明治安田生命 年金ひとすじ/個人年金保険:2013年から11年継続中(解約して企業型DCに加入することを検討中)
2021年から積立投資を続けてきたという今回の投稿者。
投資額はNISAでeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)に「月1万円」、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)に「月1万円」、楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・VTI)に「月1万円」、楽天・S&P500インデックス・ファンド(楽天・S&P500)に「月1万円」。
2024年7月時点の運用実績についてはNISAで「元本約100万円→運用益込150万円」と、積み重ねがしっかりと利益を生み出している様子。
またNISAのほか個人年金保険に「月1万5000円」支払いを続けているとのことで積立完了時の返戻金が「保険料累計576万円→解約返戻金584.86万円(返戻率101.5%)」になっているそうです。
「つみたてNISAは開始後しばらくはマイナスから横ばいが続いた。マイナスになっても継続することが大事と本で読んでいたので、マイナスなときこそ安く買えてラッキーと考え、特に増減はチェックしないようにしてほったらかし運用にした。あまりリスクを取らずに安定した運用で資産を増やせている」と説明されています。

39歳・年収400万円会社員女性の思う積立投資のメリットは?

「家計はどんぶり勘定です。どうしても家計簿をつけたりすることが苦手であまりきちんと管理できていません」「なのでつみたてNISAのほったらかし運用は性に合っていると思います(笑)」という投稿者。
積立投資を始めてよかった点として、「資産運用に関する初心者向けの本を読み、ドルコスト平均法やインデックス投資を学んだことで投資への漠然とした恐怖心がなくなり、お金に関する知識が増えた。将来への備えもできるようになった」と回答。
また「人にすすめられて読んだのですが、『日本一カンタンな「投資」と「お金」の本』という本が初心者にも分かりやすかったです。積立投資はとにかくやめないことというルールもこの本から学びました」とあります。
現在は「個人年金保険を解約し企業型DCを始めたいと思っており、そちらは60歳以降でないと受け取れないため、NISAとのバランスも考えていきたい」と運用方法の変更を検討しているという投稿者。
積立投資については「とにかくやめないこと、複利の効果があるため少額でも長期間続けることが大事だと学んだので、やめたくなったことはない。大きなマイナスがあっても、動じずにコツコツ続けていきたい」とコメントされていました。
※本文カッコ内の回答者コメントは原文に準拠しています
※エピソードは投稿者の当時のものです。現在とはサービスや金額などの情報が異なることがございます
※投稿エピソードのため、内容の正確性を保証するものではございません
※特定銘柄について、投資の勧誘を目的としたものではございません。資産運用、投資はリスクを伴います。投資に関する最終判断は、御自身の責任でお願いします
(文:あるじゃん 編集部)

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