UFOか新兵器か? ウクライナ軍を助けた「奇跡の雷撃」をハーバード大教授が分析

2022年10月14日(金)11時30分 tocana


 今年2月にロシアがウクライナに軍事侵攻を開始してから、前線で奇妙な報告が相次いでいる。


 何でも「ロシア軍とウクライナ軍が交戦中、上空にUFOらしき謎の発光体が出現している」というもので、実際に膨大な目撃証言や実際に撮影された動画がSNS上に上がっている。動画はいずれも暗かったり、撮影者が動いていたりUFOらしき物体が遠方にあるなど、画質はあまり良くないものが多い。しかし映像にはロシア、ウクライナ等の有する飛行機やドローン、ミサイル等とも違う物体が記録されているのだ。


 また、CBNニュースの番組「The Global Lane」はとある奇妙な事例を報告している。それは最前線にいたウクライナ人男性が、ロシア軍の接近が判明したため今生の別れになるかもしれないと思って父親に電話で短い連絡をした。だがしばらくして、息子は父親に電話をかけ「奇跡が起こった。空から稲妻のようなものが発射され、朝になったらロシア側の兵器が破壊されていたんだ」と語ったのだという。この報告は「奇跡の雷撃」と言われ、ウクライナで起きた奇跡として話題になった。


 あまりにも同様の報告が相次いだため、ウクライナ当局は「国土の上空でUFOの目撃が突然増えたことに関する調査」を行うと発表。ウクライナ国立科学アカデミーの主要天文台(MAO)の天文学者らが、国内2カ所の流星観測所を利用して上空の継続的に調査・研究を行っていた。その結果、確認された未確認空中現象(UAP)を空よりも非常に明るい物体である「コスミック」と空に対して非常に暗く見える物体の「ファントム」に大きく分類。これらの天体は何度も検出され、一度に数個の集団で検出されたり、かなりの速度で移動するものが存在したと報告している。


 しかし、米ハーバード大学の物理学者アヴィ・ローブ氏はウクライナ各地で報告の相次ぐUFOについて疑問を投げかけている。


「私はこの報告書をどう解釈したらいいのかわからない。ウクライナは軍事紛争中であり、空には多くの人為的な活動が行われている。この事実は、UAPの探索に多くのノイズをもたらすに違いありません」とローブ氏は語り、またUFOとされる物体の推定距離を10分の1に縮めると、砲弾の「大きさと速度」が一致するとも解説。ウクライナの天文学者のチームによって「ファントム」として識別された黒い物体は、戦場を飛び交う砲弾だった可能性が出てきたのだ。


 勿論、ウクライナ上空で確認されたUAPの中には外国の監視ドローンやその他の軍事技術が含まれていた可能性も示唆されている。


 恐らく今後もウクライナでは数々のUFOが目撃されるだろうが、その大半が戦場での混乱の産物となるのだろうか。


参考:「DailyStar」、ほか


【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS(アトラス)」からの提供です】



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