女性が選ぶ満足度No.1の「カレールウ」は? 定番3種類を食べ比べてみた
2020年10月16日(金)10時50分 食楽web
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スーパーマーケットに陳列している「カレールー」は、非常にたくさんの種類があります。必ず決まったものを買う人もいれば、その日の気分で選ぶという人もいるでしょう。
そこで気になるのが、「結局どのメーカーのカレーが一番、食べられているの?」ということ。「ウーマンリサーチ」が全国の女性2218人を対象に“普段食べているカレールーに関するアンケート調査”を行った結果によると、以下のような結果となりました。
満足度で1位に輝いたのは「ハウス食品 バーモントカレー」。それ以外に、リピート率では「江崎グリコ ZEPPIN」、期待度(今後購入が伸びる可能性がある商品)では「成城石井 おうちでホッとカレールー」がそれぞれ1位となりました。ということで早速、この3種類のカレー(中辛)を食べ比べてみることにしました。
満足度1位:「ハウス食品 バーモントカレー」
1963年9月に誕生したハウス食品の「バーモントカレー」。発売当時はスパイスのきいた辛いカレーが主流でしたが、りんごとはちみつでやさしい甘さを出した「バーモントカレー」の登場により、子どもからお年寄りまでみんなで食卓を囲める家庭料理としてカレーが普及していきました。現在も国内トップクラスのシェア率を誇ります。
昨今はスパイスブームで辛さを追求した商品もありますが、やっぱりカレーは子どもから大人まで家族みんなで楽しめるのがいいところ。中辛ですが、甘口寄りの味わいが素朴かつ、どこか懐かしさを感じさせます。
ところで商品名の「バーモント」の意味をご存知ですか? 実は「アメリカ北東部のバーモント州に伝わるリンゴとハチミツによる健康法をカレーに応用した」というのが由来だそうです。とすると、ニューヨークカレーやニュージャージーカレーになっていた可能性も……ネーミングって大切ですね。
リピート率1位:「江崎グリコ ZEPPIN」
2005年に彗星の如く現れたのが、江崎グリコの「ZEPPIN」です。高価格帯のブランドですが、これまでになかった本格志向の味わいで、根強い人気を誇ります。デュクセルソースというマッシュルームと香味野菜を炒めたコクのあるソースをベースに、40種類のスパイスを配合した本格派です。
これは初めて食べた時、衝撃でした。とにかくコクが深く、辛みもしっかりしていて大人好みの味わい。カレールウをつまみに酒が飲めるほどの深い味わいです。
期待度1位:「成城石井 おうちでホッとカレールー」
最後は「成城石井 おうちでホッとカレールー」をいただきました。我が家では小さい子供がいるので甘口タイプをよく食べますが、今回は中辛に初挑戦。これが3種類のカレールーの中で、一番辛く感じました。
保存料・着色料は一切使っておらず、健康への配慮も成城石井ブランドならでは。「ZEPPIN」のようなこってり系の味ではなく、スパイスたっぷりで後味はすっきり。値段は一番張りましたが、満足度は高めでした。
どれも三者三様。同じ中辛でも、辛さもスパイスの感じ方も全然、異なりました。子どもがいる家庭で食べやすいのは「バーモントカレー」だし、コクのある濃厚なカレーが好みなら「ZEPPIN」の一択。そして、インド系のようなスパイシーカレーなら「成城石井 おうちでホッとカレールー」がおすすめです。シーンによって食べ分けながら、味わってみてはいかがでしょうか?