超お得!高知県「お試し滞在」のすすめ  1万円でひと月住める施設も

2018年10月24日(水)6時0分 Jタウンネット

高知県で移住希望者のためのお試し滞在施設が人気だ。2013年には14戸だった滞在施設が、ここ5年で5倍近くまで急増しているというのだ。


国立社会保障・人口問題研究所が発表した将来推計人口では2045年に県人口は50万人を割り、高齢化率も40%を超える。全国的に見て高知県は人口減少が顕著で、高齢化率も高いようだ。


「値段も安いし、面白そう」


移住検討者のためのポータルサイト「高知家で暮らす。」でお試し滞在施設を調べてみると、冷蔵庫や洗濯機などの設備も用意された上で1か月1万円から滞在できるところもあり、かなりの安さだ。ネット上にも「値段も安いし、面白そう」と興味を示すユーザーの姿もある。


たとえば、芸西村にある1か月1万円の滞在施設は、木造平屋造の4DKで冷蔵庫・洗濯機・掃除機・オーブンレンジ・炊飯器・テレビといった電化製品やダイニングテーブル・食器棚などの家具が用意される。また、調理機及び食器類や物干しなどの洗濯用品も用意されるというから驚きだ。


東京から高知県に移住したプロブロガーのイケダハヤトさんも自身のブログ(16年5月)で「お試し滞在施設」に言及し、「全国的に見ても、かなり充実しています」とおすすめしている。


Jタウンネット編集部は18年10月23日、高知県移住促進課・主幹の藤村建太さんに話を聞いた。藤村さんによれば、06年から県では移住促進の活動を続けていたのだという。その後、東日本大震災や地方創生の推進もあり、移住者増加に繋がっていると分析した。


9月末時点でお試し滞在施設数は68戸にも上る。利用期間から、3日〜1か月以内の短期と1か月以上の長期の滞在パターンが用意され、短期は夏季休暇などを利用して滞在する人で人気があると話す。


一方、短期だけでなく長期での滞在を望む人も。定年退職を迎え、全国を巡ろうと一時期滞在している人や高知県で仕事は決まったが、まだ家が決まっておらず、仮住まいとして選ぶ人もいるそうだ。


「(お試し滞在施設は)県内全域にほとんどあるので、気軽に利用してもらえたら。ゆくゆくは高知県に定住してもらって、幸せに暮らして欲しい。人口は減っている中でも高知県のGDPは上がっている。若者にも魅力を感じてもらえれば」(藤村さん)

Jタウンネット

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