ハロウィンで「安倍元首相の仮装」がおすすめできない理由とは?

2022年10月23日(日)11時30分 tocana


 今年のハロウィン、トカナ読者はどのように過ごすのだろうか?


 ハロウィンの起源はケルト民族の10月31日〜11月1日に祝祭「サウィン祭」にあるいわれている。英文学者、木村正俊氏の著書『ケルト人の歴史と文化』によると、ケルト民族は一年を“夏=光”、“冬=闇”の二元論で考えていて、10月31日は“冬の始まり”の前夜祭だったそうだ。そして、この日は、「魂が蘇る」、「悪霊も蘇り、収穫物や人々の命を狙う」と信じられていたとのこと。


 なお、インターネット上では「サウィン祭」に関して、「サウィン」と「サターン」の発音が類似していることもあり、「悪魔崇拝の祭だった」「人間の生贄が捧げられた」「人肉を詰めカボチャのランタンが玄関前に灯された」という都市伝説が流布しているようだが、これは複数の研究者によって「カトリック教会が広めたデマ」だとされている。


 現在のハロウィンで行われる「仮装してお菓子を配る」という風習も、ケルト民族のサウィン祭の影響を受けていて、「恐ろしい悪霊や悪魔の格好をして、仲間だと思わせ身を守る」「お菓子を渡して、悪霊を帰還させる」という目的があるそうだ。


 なんにせよ、ケルト民族の思想によれば、ハロウィンは日本の“お盆”同様に、“あの世と繋がりやすい時期”なのかもしれない。


 霊能力者で稲川淳二と仕事をしていた鈴田之神助(すずきじゅん)氏も、とあるテレビ番組のハロウィンをテーマした心霊企画の撮影中に恐ろしい心霊体験をしたそうだ。


——番組の撮影中に心霊体験をされたとか?


鈴田之神助氏 20年くらい前に某キー局の人気深夜番組で体験した話ですが、箱根の心霊スポットを紹介するコーナーで私は霊能力者として案内人をしていました。


 この時に、番組のマスコットキャラの○○ガールズのグループのメンバーの一人に大変なことが起こったのです。


 そのコーナーでは、グループのメンバーが心霊スポットとなっているトンネルで肝試しをするという企画でした。


 あろうことか、メンバーの一人が「お岩さん」のコスプレをしてきたんですよ。


——それは、恐ろしい企画ですね! お岩さんといえば、元禄時代に起きたとされる事件を基に創作された『四谷怪談』に出てくる話で、夫に殺されたお岩さんが幽霊となって復習をするというものですね。お岩さんを奉る神社もあるくらいですから、バチがあたりそう……。


鈴田之神助氏 そうなんです。私は彼女がそんな仮装をするつもりだと知っていたら止めたんですけどね。


 案の定、いろんな心霊現象が起きましたよ。


 放送用のビデオカメラのフラッシュ機能が明るくなったり暗くなったりと異常が起こったり、スタッフが白い影を見たり……。


 お岩さんの仮装をしたメンバーは、 「行きたくないよ〜怖いよ〜」などと脅えながら、 心霊トンネルの途中まで入りましたが、途中から体調悪くなり、大きな咳をしだして吐き気があると訴え始めたんです。


——え!? それは祟りですか?



鈴田之神助氏 霊が中に入っちゃったんですよ。普段は祟ったりしない良い霊であっても、流石に失礼な仮装に怒ったんですよ。


 私はメンバーを迎えに行き、霊に戻ってくれるよう祈願しました。 その霊は相当怒ったようで、なかなか出てきてくれなかったですね。


——体調が悪くなったのは、お岩さんの仮装した方だけですか?


鈴田之神助氏 はい。ミニスカなどお洒落な衣装を着ていた(仮装をしていない)他メンバーには特に異変はありませんでした。


——なるほど。お岩さんの仮装した女の子の中に入ったのは、どんな霊だったのですか?


鈴田之神助氏  その後、私はスタッフとトンネルの中に入りました。写真を撮ると数体のオーブが撮れました。それと、トンネルの壁に白いシミがありまして……。


 その白いシミをよく見ると、着物を着た女性形をしてたんですよ! 手をぬうっとを前に伸ばして……。


——やはり、お岩さんですか!?


鈴田之神助氏 おそらく、そうでしょうね。その時は、霊達にお詫びと感謝の祈りを捧げて、出演者、スタッフ共に無事に帰ることができました。しかし、ホテルに帰ってから、“ついてきた”んですよね、ADも「なんかいますよね」って青ざめてましたね。悪い霊ではないので、何も起こりませんでしたが。


 とにかく、深い怨み・恨み等を持ち亡くなった有名な霊の仮装はやめたほうが良いと警告したいと思います。


——確かに、バカにされた感じして、生きている人でも失礼に思いますもんね。


鈴田之神助氏 今年は安倍晋三元総理のマスクが既に売られていて、安倍さんの仮装が増えそうですが、私はおすすめしません。特に渋谷のハロウィンの場合、安倍さんのご自宅も近いので。


 それでも、「心霊体験をしたい」という方は自己責任でおやりになり、ハロウィンイベントから無事帰れるように霊へのご挨拶とお礼を忘れずに!


——ありがとうございました。


 怨み・恨みを持って亡くなった死者の仮装といえば、一時期、ビン・ラディンの仮装も流行っていた。このような仮装は「バチアタリ」なので、くれぐれも気をつけよう。


 トカナ読者にとって楽しいハロウィンになることを願う。

tocana

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