コンビニのタバコ番号、なぜ統一できない? セブン・ファミマ・ローソンに理由を聞いてみた

2019年10月27日(日)8時0分 Jタウンネット

客:「86番ください」


店員:「こちらですね」


客:「あ、ごめん違うわ。○○のコンビニは86番だったのに。メビウスの5ミリ。パープルで」


こんなやり取り......二度手間だ。コンビニごとにタバコの番号は異なる。いっそ統一してくれれば楽なのに。


しかし現状はバラバラである。客の立場からすれば、絶対に統一した方がいいと思う。でも実現しないのは、きっと何かしらの理由があるのだろう。Jタウンネットは、セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンの3社に理由をきいてみた。


聞くと納得の理由だった


タバコの番号を統一してほしいという要望は、ツイッターなどのSNS上で、たびたび挙がる話である。


「煙草の銘柄で番号が統一されていれば良いのに」

「コンビニ全店舗とはいかないまでもせめてグループ内くらいは統一して欲しい」



この悩みをコンビニにぶつけてしまおう。Jタウンネットは、セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンのコンビニ大手3社に、次のような質問を送った。


「コンビニに置いてあるタバコ、全店で番号を統一することはできないのだろうか。できない理由、店舗ごとに番号が異なる理由をお教えいただきたい」



すると、2019年10月25日に各社から回答が返ってきた。まず、ファミリーマート広報は、


「店舗によって取り扱いの商品の種類や数が異なるため、一概には難しい。そのため現状のような対応をさせていただいている」



と答えた。なるほど、品揃えが統一を妨げているのか...。


ローソン広報は、


「ローソンで販売しているタバコの種類は、店舗によっても異なりますが、平均的な店舗で約230銘柄を取り扱っています。店舗によって売れる銘柄も異なるため品揃えにも違いがあります」



と、ここまではファミマと同様だ。店舗によるが200以上の銘柄が設置されている。それゆえ売れる銘柄も変わるということだ。沢山の種類があるのだから、店員はさぞ大変なことだろう。


「その中からお客様をお待たせする事なく、スムーズにご指定のタバコを探す為に、1段目は101から始まり、2段目は201といった形でマンションの部屋番号のように番号を付けています。



店舗毎に異なる商品の売れ行きや、新商品の発売等に応じて商品の入れ替えを行っていますので、入れ替えにより空き番号を設ける事や、新商品の発売毎に新たな番号を付ける事は商品管理上複雑となり、間違いもおきやすくなってしまう事から、現在の形となっています」



と話す。棚をみたときに素早く探すことができるように、段の始まりは数字の1からなのだそうだ。統一できない理由は、店舗ごとに異なる売れ行きや商品管理上の複雑さ等を挙げる。


セブンイレブン広報も、売れ行きの違いなどを挙げたうえで、


「お店ごとに当然来店されるお客様も異なりますので、売れ筋商品などによって品ぞろえが変わってきます」



と客層の違いによるとも話した。さらに、


「200アイテム程度を店頭に並べるにあたってはお店によって、特定の商品を何回も買われるお客様がいれば、その商品の品揃えが必要だったりします。嗜好性の高いものだからこそ、お店によって品揃えや販売数が異なればケース数も変わってきます。これらが番号をなかなか統一できない理由です」



と述べた。


3社それぞれの理由をまとめると、店舗ごとの取り扱い銘柄の種類のバラツキ、売れ筋の違いなどがあるようだ。

Jタウンネット

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