食べるときに痛みや音が気になる「顎関節症」とは?

2022年11月1日(火)17時0分 ココカラネクスト

・口を大きく開けると「カクン」「ギクッ」という音
・開いたり噛むと耳の付け根が痛む

顎関節症の特徴的な症状ですが、20〜30代の女性に多くみられます。

軽症なら自然と痛みや異音がなくなることもありますが、場合によっては放置しておくと重症化してしまい、痛くて食べ物が噛めなくなったり、耳鳴りや肩こりにもつながる可能性があります。

そこで今回は顎関節症の原因や予防法について説明していきます。

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顎関節症の症状

顎関節症は、顎(あご)を動かしている筋肉の痛み、関節の雑音、開口障害あるいは顎運動異常を主要症候とする障害をとりまとめた病名です。

その中には、

・咀嚼筋(そしゃくきん)痛障害:あごを動かす筋肉の痛みを主な症状とするもの
・顎関節痛障害:顎関節の痛みを主な症状とするもの
・顎関節円板障害:顎関節の中の関節円板のずれが生じるもの(関節円板とは、骨と骨の間にあるクッションの役割をしている組織のことです)
・変形性顎関節症:顎関節を構成する骨に変化が生じるもの

が含まれています。

引用元:一般社団法人日本顎関節学会

顎の痛みや異音といっても不調を引き起こす原因は様々です。

あなたの今の症状の原因が何なのかがはっきりわからないと改善方法もわかりません。

関節などの異常はレントゲンなどの画像検査でないとわかりませんので、歯科医に相談をすることをお勧めします。

その結果、関節に問題がないのであれば筋肉をほぐしたり正しい動き方を練習することで症状は改善されていきます。

以下に当院でよくみられる症状について説明していきます。

口を開けるときの痛みや音がする理由

顎関節の痛みは、主に関節か筋肉の痛みになります。

関節円板のズレや変形性関節症を除いて関節内で骨が上手に動けなくなっていることで痛みや音がでると考えられます。

そして関節が本来の動きができない理由が周囲の筋肉のこわばりにあります。

骨、関節を動かしているのは筋肉です。

この筋肉が硬くなってしまうことで、骨の位置がズレ、関節の動きを悪くしてしまいます。

その結果、痛みや音が出ています。

ですので、まずは顎関節周囲の筋肉のアンバランスを見つけることが症状改善の第一歩になります。

また痛みがでる原因として稀に、心理的ストレス、さらに原因不明の特発性によるものもあるため鑑別が必要です。

顎関節症の改善・予防は生活習慣から

先ほど、痛みや音が出る原因は筋肉の硬さと説明しましたが、これだけでは不十分です。

なぜ筋肉が硬くなってしまうのか?この問題が根本的な問題となります。

食べ物を食べるときに片側で噛んだり、食いしばるなどの習慣を繰り返すこと顎を動かす筋肉やその周囲の組織のこわばりを引き起こします。

顎周りの筋肉を硬くしてしまう悪いクセを以下に挙げます。

・食べ物の噛み方
・うつぶせ寝
・頬杖をつく
・歯ぎしりなどの食いしばり
・猫背姿勢
など

これらの悪いクセがないかチェックしてみてください。

顎関節症は生活習慣がとても影響していることが多いですので、自分で行うセルフケアが中心となります。

自分の無意識に繰り返している悪いクセに気づいて根本から症状を改善していきましょう。

[文:JITANBODY 整体院(時短ボディ)]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

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