時速5800キロ「超高速UFO」映像は本物! 映像検証で無編集と判明!

2022年11月14日(月)20時30分 tocana

 現代の基準で、説得力のあるUFO※映像とは何だろうか? 鮮明でクリアな映像、高解像度の写真、空を移動する物体のHD映像、これらはすべてUFO研究者がUFO目撃の可能性を分析する際に求める特性でもある。


※ UFO(Unidentified Flying Object:未確認飛行物体)は、説明のつかない航空現象をすべて含むが、現在は「宇宙人の乗り物」という意味で用いられることが多い。そのため、現在アメリカ軍では「宇宙人の乗り物」という意味合いが強くなったUFOに替えて、説明のつかない航空現象に対し、「UAP(Unidentified Aerial Phenomena:未確認航空現象)」という呼称を採用している。最初のUFO目撃談とされる1947年の「ケネス・アーノルド事件」で、実業家のケネス・アーノルドが目撃した飛行物体について「水の上を滑る円盤のように」動いていたと描写したことから、宇宙人の乗り物を「空飛ぶ円盤(flying saucer)」と言うこともある。


 ここ数年で最も有名なUFO映像は、空母USSニミッツの海軍パイロットが撮影した映像だろう。米国防総省が公開した3つの映像は、人類が知っているどんなテクノロジーとも違う物体を映し出している。


 その圧倒的なスピードはもちろん、既知の航空機では不可能な極端な動きもある。これらの飛行物体は、人間が知っている物理学の法則を無視する能力を持つ「トランスミディアムUFO(transmedium UFO)」だと考えられることもある。トランスミディアムとは、宇宙空間、空中、水中といったあらゆる環境下で飛行する能力があることを意味する。


 しかし、軍ではなく民間人が撮った別の映像があったらどうだろう? それも同じように説得力のある映像だと言うことはできるだろうか? 


 YouTubeに投稿されたミニドキュメンタリーが、おそらく民間人が撮影した最も素晴らしいUFO映像の1つを分析した。この映像は、2016年10月にドローン操縦者のサム・チョーテックとジミー・チャッピーによって撮影されたもので、撮影場所はエリア51から車で数時間という距離にある米ユタ州ビーバー郡だ。


 2人はドキュメンタリー作品のために自然の風景を何時間も撮影していた。奇妙な高速の飛行物体が映っていることには後々まで気づかず、この映像が公開されたのは2019年1月のことだった。


 映像には遠くから近づいてきた銀色の円盤が、気の遠くなるようなスピードでドローンのすぐ目の前を通過していく様子が映し出されている。光ったり、奇妙な動きをしたりするわけではないが、これこそ本物のUFO映像だと信じる人も多い。



 そうした中、YouTubeチャンネル「Quest TV」は、シリーズの一環として、この映像が編集されているか調査を行った。解析の結果、編集の痕跡はなく、完全に生の映像であることが確認されたという。今後の詳細な検証を待つ必要はあるが、少なくとも現時点ではトランスミディアムUFOを撮影した本物の映像と言えそうだ。


 さらに調査では、このUFOが時速約5800kmという通常では考えられない速度で飛行していたことも判明した。ボーイング767など旅客機の巡航速度はおよそ時速800〜900km。さらに、米軍のF-22戦闘機でさえ最高時速2575kmだ。旅客機の6倍以上、戦闘機の2倍以上の速度を出しながら、エンジン音1つせず、近くを飛行していたドローンになにも影響がないことは驚異的としか言いようがない。このUFOが飛行する様子は滑らかで、空気抵抗や重力の影響を受けていないようにも見える。


 一体この飛行物体は何だったのか? 今後さらなる詳細な調査が行われることに期待したい。



参考:「Curiosmos」、ほか

tocana

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