大学ブランド力ランキング中国・四国編、岡山大が首位
2020年11月25日(水)15時15分 リセマム
「大学ブランド・イメージ調査(2020-2021)」では、全国9地域の主要大学457校について、各大学の認知やイメージなどをたずねた。それぞれの地域に居住し、仕事をしている人(ビジネスパーソン)や、中学生以上の子どもがいる父母、教育関連従事者に回答を依頼。中国・四国編のビジネスパーソンの有効回答数は2,927件。調査時期は2020年7月22日〜8月24日。
中国・四国の主要大学59校のうち、中国(鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県)と四国(徳島県、香川県、愛媛県、高知県)それぞれ地位別にランキング。大学ブランド総合力1位は、中国が「岡山大学」86.3ポイント、四国が「愛媛大学」60.3ポイントで、「岡山大学」は中国・四国総合でも1位となった。
前回と比較した総合力上昇ランキングでは、6.3ポイント伸ばした「松山大学」が1位。ついで、2位「岡山大学」5.7ポイント増、3位「就実大学」4.8ポイント増となった。
各ブランド・イメージ49項目のうち、「この大学のロゴなどが思い浮かぶ」の1位は「美作大学」。美作大学では毎年ユニークなテレビCMを出稿しており、2020年は「日ペンの美子ちゃん」が登場する素材を制作、岡山県内をはじめ、鳥取、高知、沖縄など入学者の多い9県で放映している。日経BPコンサルティングは「一昨年より現行のロゴデザインをサウンドロゴに乗せ提示することで、徐々に浸透した」と分析している。
また、大学に関する49項目のイメージを関連性の高い6つのグループ(6因子)に分類したところ、中国・四国総合1位の岡山大学は、「一流」「創造力」の2因子で首位を獲得。また、「広島経済大学」は「躍動感」因子、「広島大学」は「グローバル」因子、「愛媛大学」は「地域貢献」因子、「ノートルダム清心女子大学」が「上品・誠実」因子でトップだった。
◆大学ブランド・イメージ調査(2020-2021)
※()は前回の順位
【中国編】大学ブランド総合力ランキングTOP5(ビジネスパーソンベース)
1位(2)岡山大学 86.3ポイント
2位(1)広島大学 84.0ポイント
3位(3)ノートルダム清心女子大学 62.1ポイント
4位(7)安田女子大学 58.9ポイント
5位(9)岡山理科大学 58.1ポイント
【四国編】大学ブランド総合力ランキングTOP5(ビジネスパーソンベース)
1位(1)愛媛大学 60.3ポイント
2位(2)徳島大学 58.9ポイント
3位(5)松山大学 57.6ポイント
4位(3)香川大学 56.9ポイント
5位(4)高知大学 54.5ポイント