【大学受験2024】総合型選抜、入学者約10万人…一般選抜は国立が微増
2024年11月28日(木)16時15分 リセマム
2024年度国公私立大学・短期大学入学者選抜実施状況調査は、2024年5月1日時点で集計したもの。入学志願者数、受験者数、合格者数は延べ数。欠員補充の第2次募集に係るものや、2022年度秋季入学者の数を含む。ただし、通信課程や外国人留学生を対象とする選抜は含まない。
2024年度の大学入学者選抜について、入学志願者数は、国立が36万2,308人、公立が15万5,030人、私立が372万4,570人、計424万1,908人。前年度に比べ、志願者数は全体で37万7,191人減少。国立は微増、公立・私立は減少した。志願倍率は、国立が3.8倍(前年度同)、公立が4.6倍(同4.7倍)、私立が7.5倍(同7.6倍)、計6.8倍(同6.9倍)。
一般選抜は、志願者数について国立が1,773人増加。入学者数も、国立・公立で微増したものの、私立は志願者・入学者ともに減少。全体でみると、志願者数は前年度比で3万6,977人減の348万6,944人、入学者は7,460人減の29万1,590人。志願倍率は、国立が4.1倍(前年度同)、公立が5.6倍(同5.7倍)、私立が11.9倍(同11.7倍)、計9.8倍(同9.7倍)。
総合型選抜は、志願者数・入学者数ともに、国立・公立・私立すべての区分で増加。志願者数は対前年度6,896人増。入学者数は6,127人増え、計9万8,520人となり、増加傾向が続いている。入学者全体に占める総合型選抜入学者の割合は、国立が6.1%(前年度5.9%)、公立が4.5%(同4.1%)、私立が19.0%(同17.3%)、計16.1%(同14.8%)。
学校推薦型選抜の入学者数は、国立・公立で微増したものの、私立は減少。全体では対前年度9,924人減の21万4,549人となった。入学者全体に占める割合は、国立が12.4%(前年度12.3%)、公立が26.0%(同26.0%)、私立が40.3%(同41.4%)、計35.0%(同35.9%)。多少減少傾向にあるものの、総合型選抜より学校推薦型選抜での入学者の割合が大きい。
短期大学の入学者選抜について、入学志願者数は公立3,759人、私立3万7,716人。前年度と比べて公立・私立とも減少した。志願倍率は公立が1.5倍(前年度1.7倍)、私立が0.9倍(同0.9倍)、計0.9倍(同1.0倍)だった。
2024年度大学入学者選抜の概要は文部科学省のWebサイトに掲載。選抜実施状況のファイルでは、各国公立大学と公立短期大学の入試状況を一覧でまとめている。