北海道の赤ウインナーは魚肉が常識!? おすすめの「赤い魚肉ウインナー」とは?

2023年12月2日(土)10時48分 食楽web


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●北海道で昔から親しまれてきた「赤ウインナー」。どのようにして食べられているか、紹介します。

 大人になって初めて気が付くご当地食材はありますか? 北海道から上京した著者は、調味料から始まり、味付け、インスタント食品に至るまで、様々なものが地元の味だったことを知りました。

 さすがにもう無いだろうと思っていたのですが、事の発端はおでん作りから。著者の通っていた小学校では、おでんの中にウインナーが入っていました。それがすごく大好きで大人になってから度々作っていましたが、どうも同じ味にならない。母に確認したところ、

「あぁ、赤ウインナーは魚肉だからね。魚コーナーで売られていたでしょ?」と当たり前のように告げられ、軽い衝撃を受けました。待て待て、でも普通のウインナーみたいにパリっとしてたよね? 「腸に詰めているからじゃない?」。魚肉を腸詰!?

 そこで「北海道 赤ウインナー」と検索してみると、確かに魚肉と書いてある記事がヒットして、ご当地ならではの品だったことが判明しました。そして、こちらの商品も発見しました。


「小樽魚肉赤ウインナー1kg 」1550円(税込)

 これですよ、この真っ赤なウインナー。老舗加工会社の『マルハ橋本商会』が製造していて、原材料は魚肉すり身とともに羊腸とありました。真っ赤な色が懐かしい。魚肉だったなんて、なんだか騙された気分ですが、水産資源の豊富な北海道らしい商品でもありますね。

北海道民が教える「魚肉赤ウインナー」のおいしい食べ方


まずは炒めて食べてみました [食楽web]

 赤ウインナーに限らず、ウインナーを炒める時はケチャップというのが相場。特に年代が上になればなるほど、ケチャップ率が高い気がします。著者の祖母も朝食にかならずウインナーのケチャップ炒めを作ってくれました。

 このパリっとした皮の感じ! まさに求めていた味です。魚肉もふわっとした食感で、ピンク色の魚肉ソーセージとは一味違います。こちらの商品では、スケソウダラやタチウオを主原料としているそうで、なめらかで食べやすいです。味付けは、ケチャップとマヨネーズでジャンクに食べるのがおすすめ。


待望のおでんも作ってみました。一緒に煮込むほど赤ウインナーの色が他の食材に移るので、食べる直前に入れるのが良さそう

 魚の出汁がでる赤ウインナーは、かまぼこ代わりにたっぷり入れました。初めて赤ウインナーを食べる夫も、これ懐かしい感じがすると言って大好評。子どもは、豚肉のウインナーを想像して食べたので、味のギャップに驚いていました。でも、この赤色に特別感がありますし、食卓が明るくなりますね。

調査結果

 最近では、北海道のスーパーマーケットでもあまり見かけなくなったそうですが、北海道の赤ウインナーと言えば、“魚肉”というのは世代年齢が高いほどに常識だそうです。

(撮影・文◎亀井亜衣子)

●DATA

株式会社マルハ橋本商会

https://www.surimi.jp/

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