まさに「凍てつく寒さ」だ... 大雪の山形で生まれた天然アート「凍った花手水」が美しい

2022年12月22日(木)19時9分 Jタウンネット

「花手水が凍りました」

そんなつぶやきと共に、山形県鶴岡市にある「荘内神社」の公式ツイッターアカウント(@jinjahan0817)が2022年12月19日に投稿した写真が話題になっている。

花手水(はなちょうず)とは、神社境内の手水鉢を色鮮やかな花々で飾ることだが......。

折からの寒波襲来で、山形は文字通り凍てつく寒さだったらしい。色とりどりの花が氷の下で、鮮やかに固まっている。

山形では花手水が凍ってしまうのは珍しくないのだろうか。

Jタウンネット記者は荘内神社に詳しい話を聞いた。

「全面凍ったのは初めてです」

山形県鶴岡市といえば、昭和の歌謡曲「雪の降るまちを」の舞台である。作曲家・中田喜直が冬の鶴岡を訪れた際のイメージをメロデイにしたのが、この曲だったと言われている。相当に寒いところなのだろう。

まず、花手水が凍った日の天候について尋ねたると、荘内神社の職員は次のように答えた。

「気温は0度でした。そして雪でした。12月にしては大雪となりました」

同神社では3年ほど前から、毎日花手水を行っているという。コロナ禍で手水の使用を停止してから、「目で見て癒され、心を清めていただきたい」と続けているそうだ。

話題の花手水鉢は9月に奉納された新しいもの。つまり初めての冬で、全面が凍ったのも、初めてだった。

大雪のため参拝者は少ないとのことで実物を目にした人は多くなさそうだが、ツイッターではたくさんの人の目に留まり、こんな声が寄せられている。

「綺麗を冷凍保存ですね」
「凍っても美しいですね」
「これは綺麗。まるでアートみたい」
「新しい花の保存方法のようですね」
「縮緬の着物のようで綺麗」
「コレはコレで、味があって風流ですし、季節感や時期が伝わってきますね」
「どんな芸術家も自然には勝てない」

中には「葛でかためた菓子の様、うーんうまそう」という独特な感想も。そう言われればたしかに、手のこんだゼリーのようでもある。だとしたらどんな味なのか、気になるところだ......。

【荘内神社】山形県鶴岡市馬場町4番1号 鶴ヶ岡城址鎮座
鶴ケ岡城の本丸御殿があった場所に鎮座する神社。御祭神は庄内藩主だった酒井家の4人。
歴代藩主を慕う庄内一円の人々の手により創建されたという。
「領民に慕われた殿様ということで、庄内総鎮守としてお参りをいただいております。厄除け、開運の神様と言われております」

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