明日14日バレンタインデーも記録的な暖かさ この先も10年に1度レベルの高温予想

2024年2月13日(火)16時54分 tenki.jp

3連休明けの今日13日(火)は、全国的に季節先取りの暖かさとなりましたが、明日14日(水)は、更に気温上昇。15日(木)は東京都心で20℃超えの予想。この先も気温は高く、気象庁は今日13日(火)、「高温に関する早期天候情報」を発表。これは10年に1度レベルの高温が予想される場合に発表されます。朝と日中の気温差大、多雪地帯は雪崩などに注意が必要です。

3連休明け13日(火) 今年一番の暖かさ 北海道は記録的な暖かさ

3連休明けの今日13日(火)、全国的に季節先取りの暖かさとなり、4月並みの所が多くなりました。最高気温は九州〜関東は15℃を超え、九州では20℃を超えた所もありました。また、北海道も札幌市など所々で10℃を超え、記録的な暖かさとなりました。札幌市は10.1℃と、2月中旬までに10℃を超えたのは55年ぶりのことです。
【15時までの最高気温】
札幌市  10.1℃(今年最高) 4月上旬並み
仙台市  14.1℃(今年最高) 4月上旬並み
金沢市  15.7℃(今年最高) 4月上旬並み
東京都心 17.3℃(今年最高) 4月上旬並み
名古屋市 14.9℃      3月中旬並み
大阪市  15.6℃(今年最高) 3月下旬並み
福岡市  17.5℃(今年最高) 4月上旬並み
宮崎市  20.6℃(今年最高) 4月中旬並み
那覇市  23.3℃      4月上旬並み
ただ、日中は春でも朝晩は冬。
東京都心は最低気温1.6℃→最高気温17.3℃と日較差15℃以上。東京都心で2月前半(1日〜14日)に日較差15℃以上は、2010年(2月9日)以来14年ぶりのことです。

14日(水) 更に気温上昇する所も 東京都心19℃ 朝と日中の気温差大

明日14日(水:バレンタインデー)も、季節先取りの暖かい空気の流れ込みが続きます。
最高気温は、九州〜東北にかけて18℃前後の所が多いでしょう。東京都心は19℃の予想です。北海道も10℃くらいまで上がり、記録的な暖かさが続く見込みです。ちなみに札幌市で2月に2日連続で最高気温が10℃以上になると統計開始以来初めて、また2月に最高気温10℃以上の日数が2日以上になると統計開始来初めてとなります。
天気は西から下り坂です。九州では昼頃から雨、中国・四国は夕方から、北陸も夜は雨の降り出す所があるでしょう。雨の所も気温は高く、日中は軽めの上着で過ごせるでしょう。
昼間は春物の上着で快適に過ごせますが、朝晩は冬用コートが必須です。朝と日中の気温差が大きい状態が続きます。重ね着など、服装でうまく調節しましょう。

気温高めもアップダウン大

この先も気温は高めですが、日々の気温差が大きくなりそうです。特に、15日(木)は、南風が強まり、九州〜関東・北陸で「春一番」の可能性があります。最高気温は東京都心で21℃と、4月下旬並みの予想です。
16日(金) は一転、グッと気温が下がり、九州〜関東でも最高気温は10℃を少し超えるくらい、この時期らしい寒さが戻る見込みです。札幌は一日氷点下の真冬日となるでしょう。
ただ、週末から再び気温は右肩上がり、来週は九州〜東北南部にかけて最高気温20℃前後、札幌市も19日(月)は12℃まで上がる見込みです。
札幌市で2月に12℃まで上がれば、2月1位の記録更新となります(札幌市2月1位:11.2℃ 2023/2/28)。

10年に1度レベルの高温予想

気象庁は今日13日(火)、この先(2月19日頃から2月27日頃)気温の高い状態が続くとして「高温に関する早期天候情報」を、沖縄と奄美、九州〜東北に発表しました(北海道以外)。
この情報は、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温となる可能性が、いつもより高まっているときに、6日前までに注意を呼びかける情報です。
沖縄と奄美、九州〜東北では、22日(木)頃までは寒気の影響を受けにくく、15日(木)頃までと18日(日)頃からは、平均気温が平年よりかなり高くなる見込みです。その後は平年並みの予想で、気温のアップダウンが大きいでしょう。
13日(火)15時現在の積雪は、札幌市で74センチ(平年比100%)、旭川市56センチ(平年比82%)など市街地でも積雪となっていて、青森県八甲田山系の酸ヶ湯322センチ(平年比96%)と、3メートル超えの積雪となっています
積雪が多い所では、雪崩や屋根からの落雪などに注意が必要です。

融雪災害に注意

暖かくなることで心配されるのが、融雪による災害です。積雪が多く残る所では、気温の上昇や雨により雪解けが進むことで、次の3つの災害が発生する恐れがあります。
① 雪解けによって「全層なだれ」が発生しやすくなります。山に積もった雪が全て滑り落ちる現象で、気温の上昇や雨の後などに多く発生します。過去になだれが発生した斜面や積雪に亀裂が入っている所では、特に注意が必要です。
② 雪解けにより大量の水分が地面に浸み込むことで地盤が緩み、「土砂災害」が発生することがあります。山間部や急な傾斜地では、特に注意が必要です。
③ 雪が多く積もった道路で、気温が上昇したり、雨が降ったりすると、「冠水」のおそれがあります。路肩に集められた雪によって排水が悪くなったり、雪の塊が排水溝を塞いだりしてしまうことがあるためです。大雪のあとの雨は、たとえ大雨でなくても、道路の冠水に十分ご注意ください。
このほか屋根からの落雪も多くなるため、屋根の上の雪下ろしや軒先で作業する際は注意が必要です。

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