【精神科医が教える】 “楽しいこと中毒”の落とし穴・ワースト1

2024年3月22日(金)6時0分 ダイヤモンドオンライン

【精神科医が教える】 “楽しいこと中毒”の落とし穴・ワースト1

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誰しも悩みや不安は尽きない。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる。“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日がラクになる!※本稿は『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。

Photo: Adobe Stock

好きなことこそ要注意

今日は、楽しいことは危険だという話をしたいと思います。

好きなことや楽しいことは、ついついやり過ぎてしまいがちなんです。

とくに仕事が好きな人は、どんどん新しい仕事を引き受けたり、疲れているのに仕事を続けたりして、いつの間にか自分の限界を超えてしまうことがあります。

好きなことのやり過ぎ

好きなことは「やり続けたい」という気持ちが強いため、休むことなく脳を使い続けてしまいがちなのです。

一方、嫌なことや苦手なことは避けようとするため、それらに関わるストレスは意外に少ないといえます。

しかし、好きなことをやりすぎるほうが危険なのです。やりすぎるといつしか疲れ果て、楽しみが転じて苦痛に変わってしまうこともあります。

“腹半分”程度で十分

ですから、好きなことをやる際は、「まだやれる」と感じる時点で、いったん区切りをつけることが大切です。

具体的には、やりたいことの半分程度までしかやらないようにしてみてもいいくらいです。

そうすることで、次回に「また取り組みたい」という気持ちに余裕が生まれ、楽しみを健康的に長く続けることができます。

楽しみをキープするために

この適度なバランスを保つことで、楽しみにする気持ちが維持され、健康的な生活を送ることができます。

楽しいことや好きなことは大切ですが、やりすぎには注意が必要なのです。適度な範囲で楽しむことで、より充実した生活を送りましょう。

※本稿は『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。

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