飲食店のトイレに生理用品「置くことに」→Xで攻撃される事態へ 店長は意見変えず「撤去の必要まったくない」

2025年4月4日(金)19時13分 J-CASTニュース

都内にある飲食店の店長が、Xで店内のトイレに生理用品を置くと投稿したところ、攻撃的なコメントが寄せられる状況となっている。

店長は、営業に支障は出ていないとし、こうした意見が寄せられたことで生理用品を撤去するつもりはないと話した。

三重県議の投稿がきっかけ「トイレットペーパーなどと同じように」

投稿したのは、東京都新宿区にあるワインバー「Enotera(エノテーラ)」の店長。X上でトイレに生理用品を置いた方が良いかアンケートを実施ところ、「置いたほうがいい」との回答が9割超だったため、2025年4月1日に「置いたほうがいいという意見が圧倒的に多いので今日から置くことにしました」として、アメニティボックスに生理用品を入れた写真を投稿した。

すると、称賛や「ありがたい」といった声が多く寄せられた一方、一部で生理用品を置くことに反対するコメントや、生理用品を置くのならばオムツも置いたりバリアフリーを充実させたりするよう求める声まで寄せられ、なかには攻撃的なコメントも書き込まれた。

4日にJ-CASTニュースの取材に応じた店長は、生理用品について、もともと置いた方がいいと考えていたものの、男性の店長1人で運営しているため、女性が不快感を覚えないか懸念し、これまで置いていなかったと話す。

行動に移したきっかけは、3月25日に吉田紋華三重県議会議員が、突然生理になってしまったが津市役所のトイレに生理用品がなかったとして、「トイレットペーパーみたいに、生理用ナプキンをどこでも置いてほしい」とXで訴えたことだったという。これを取り上げた記事を見て、「トイレットペーパーなどと同じように配置されているべきだよな」と考えたと話す。

「税金でやるのは許さん」との声が

店長によると、誹謗中傷が寄せられたことについて、「飲食店にナプキン置くだけでこれだけ安心する人がいるなら絶対行政でやるべきだわ」と投稿したことが大きいのではないかと推測する。誹謗中傷の多くは「お店個人でやるのはいいが、税金でやるのは許さん」という意見だったといい、「おそらくそれも重なっての一斉攻撃だったのでは」とした。

店長は、こうした攻撃の背景に「根強いミソジニー」と「貧困」を感じると話した。

「女性のために税金を使う、そんなことは許さないぞ、みたいな人たちもいっぱいいましたし」
「自分が払っている税金から、それ(生理用品代)が支払われることが許せないというロジックなのだと思うのですが、そういう風に感じてしまうというのは、貧困なのかなと思わざるを得ないですね」

Xの反応に「電源に挿しているのに充電が減っていく状況」

Xでのリプライ以外には、店のグーグルマップの口コミに星1評価を付けた人がいたり、本社にクレームのような電話がかかってきたりしたが、営業に支障は出ていないとした。ただ、攻撃的な声や心配・応援の声を含めた反応はすさまじく、「電源に挿しているのに(スマートフォンの)充電が減っていく状況」で、店長個人の「時間は取られている」とした。

むしろ、設置後の3日に来店した客の約9割は、Xを見て知ったという人だったという。店長が疲弊していることを心配する人や誹謗中傷のコメントに一緒になって怒る人もいたといい、「非常にありがたかったですね」と話した。

攻撃的な意見が寄せられたが、今後、生理用品を撤去することは考えていないという。

「元々トイレにアメニティを入れているボックスが置いてあって、そこに生理用品を追加したというだけの話で、うちとしても大きなトピックではないので。撤去する必要はまったくないですし、いろいろな意見によって考えを変えるつもりもないです」

J-CASTニュース

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