「着るのに勇気が必要」でも売り切れ続出 ワークマンのUV対策パーカー、顔すっぽり「大胆な機能性」打ち出した背景

2025年4月17日(木)17時56分 J-CASTニュース

作業服・作業用品販売大手「ワークマン」(群馬県伊勢崎市)が、顔をすっぽり覆う大胆なデザインの日焼け対策用パーカーを販売しているとしてXで注目が集まっている。同社に開発経緯を取材した。

日差しだけでなく虫対策にも?

話題の商品は、1着でパーカーにサンバイザー、フェイスガードを兼ねる「クールUVサンシェードパーカーEX」だ。ツバ付きフードをかぶってファスナーを上げると、まるでフェンシングの防具を付けたように首や顔まで完全に覆うことが出来る。目の周辺はメッシュ素材で視界が確保されている。

店のインスタグラムによると、紫外線カット率94.0%のUVカット(UPF50+)に加え、接触冷感、吸水速乾の機能がある。価格は税込み2300円でアイボリー、ピンク、グレー、黒の4色展開。展開するブランドは絞られており、ワークマン女子、ワークマンcolors限定商品だという。

Xでは2025年4月中旬にレビューが拡散され、「すごく不審者感あるけど、すごく良さそうでもある...」「着るのに勇気が必要だな」などとデザインに驚く声が出たほか、「これは欲しい!!」「毎年各メーカーも日焼け防止グッズやアパレル品は肌の露出が少なくなって尚且つ快適化してるけどこれは完全防備により近い!」「虫からも守られてとてもよさそう」といった好評が相次いでいる。

また、農作業や釣り、すっぴん時の散歩にも活用できそうだとして多様な利用シーンが想像されている。売り切れ情報も散見される大人気ぶりだが、実際はどうなのか。

17日にJ-CASTニュースの取材に応じたワークマン広報部によると、商品は3月末に発売。実際の売れ行きも「好調」で、既に約8000点が売れたという。

「年々深刻化する猛暑の影響」ふまえて開発へ

広報部では、商品の開発経緯について、

「年々深刻化する猛暑の影響を受け、より高機能で実用的な暑さ対策商品へのニーズが高まっていることを受けて、本商品の開発に着手。特に作業現場や屋外で活動される方々にとって、熱中症リスクの軽減や快適性の確保は急務であり、その課題解決を目指している」

と説明。驚く人も出るほどの大胆なデザインをめぐっては、既に同社が発売して高い支持を得ているというアウトドア製品のデザインを参考にしたという。その上で、商品化を決めた理由を、

「実績のあるデザインであること、そして機能性を両立できることから、当社なりに改良を加えた上で商品化を決定。大胆な機能性にはなりますが、それも含めてユーザーの皆様に新しい選択肢としてご提案できればと考えています」

と伝えた。Xでの好評ぶりは「想定外ですが、大変嬉しいです」と受け止めている。

J-CASTニュース

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