暮らしも旅行もサウナも車で…淡路島に本社機能あるパソナが「新しい生き方」提案
2025年4月20日(日)18時59分 読売新聞
荷台に小さな部屋を搭載した軽トラック(淡路市で)
車の中を使って暮らしや旅行を楽しむ愛好家のミニバンやキャンピングカーなどを並べるイベント「モビウェルアワジ」が19日、兵庫県淡路市の夢舞台サスティナブル・パークで開かれた。音楽の演奏やトークショーなども行われ、参加者らが親交を深めた。
移動と住まいの境界を超えた新しい生き方を提案しようと、淡路島に本社機能を置く人材サービス大手・パソナグループが開催。各地から約50台が集結し、同パーク内にずらりと車が並んだ。
キャンプ道具を多く載せられるように車の内部を改装した岡山市の会社員男性(31)は「テントより安眠できていいですよ」とPR。夫婦で車中泊の旅行を趣味にしているという千葉県の会社員男性(60)は「8年間で24万キロを走りました」とし、「目的地を自由に変えながら旅ができるのも、車中泊の魅力です」と話していた。
また、この日は、中でサウナが楽しめる車両なども展示され、優れた車を決める選考会も行われた。パソナの担当者は「書斎などの生活空間やオフィスをミニバンでつくりだす人も増えている」と説明している。