天皇、皇后両陛下主催の春の園遊会…ちばてつやさんや宇津木妙子さんら招き赤坂御苑で始まる

2025年4月22日(火)15時53分 読売新聞

春の園遊会に出席される天皇、皇后両陛下と皇族方(22日、東京・元赤坂の赤坂御苑)=代表撮影

 天皇、皇后両陛下主催の春の園遊会が22日午後、東京・元赤坂の赤坂御苑で始まった。出席者の熱中症予防や皇室の方々との交流の機会を増やす方策として、1963年に会場が同所になってから初めて、両陛下や皇族方が歩かれる道筋が3ルートに分散された。

 両陛下に招かれたのは、漫画家のちばてつやさん(86)、プロゴルファーの青木功さん(82)、ソフトボール元女子日本代表監督の宇津木妙子さん(72)ら各界の功労者約1800人。

 両陛下と皇族方は、高台の芝生に整列した後、〈1〉両陛下〈2〉秋篠宮ご夫妻〈3〉天皇家の長女愛子さま、秋篠宮家の次女佳子さま——をそれぞれ中心とするグループに分かれて進まれた。

 天皇陛下はちばさんに、「漫画は世界で読まれ、素晴らしいことですね」と語りかけ、愛子さまは「『あしたのジョー』を読みました」と話されたという。

 園遊会はこれまで、両陛下を先頭に皇族方が続くかたちだったが、近年はこの時期も気温が上がり、お声がけを待つ間に体調不良になる出席者が出たことから、宮内庁が両陛下とも相談して変更を決めた。

 宮内庁は、待ち時間が減ることで、出席者が食事や会場の自然を楽しむ時間が増えることを期待している。

 園遊会は、明治天皇が開いた1880年の観菊会が始まりとされ、例年、春と秋に年2回開催されている。今回から新型コロナ禍の影響で控えられてきた酒類の提供が再開され、会場には宮内庁御料牧場(栃木県)の羊を使ったジンギスカンや焼き鳥など、飲食を楽しめるテントが配置された。

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