浜岡原発の廃炉作業を報道陣に公開…2号機では商業用原発として初の原子炉解体に着手

2025年4月22日(火)20時8分 読売新聞

中部電力の浜岡原発(読売ヘリから)

 中部電力は22日、浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)1、2号機の廃炉作業を報道陣に公開した。作業の先行する2号機では3月に、国内の商業用原発として初めて原子炉解体作業に着手している。

 中電はこの日、2号機の原子炉圧力容器から取り外した鋼鉄製のドーム状のふた(直径約6メートル、高さ約3メートル、重さ約55トン)を、大型切断装置で切る様子を公開した。防護服を着た作業員が装置を操作した。

 ふたの切断工程は3分の1程度まで進んでおり、6月中にも完了するという。ふたの解体後は、原子炉圧力容器内部を水で満たし、放射線を遮蔽しゃへいした状態で、比較的放射線量の高い炉内構造物を水中で解体する方針だ。

 1、2号機は採算面の問題などで、2009年に運転を終了した。中電は、建屋撤去を含めた廃炉完了の目標を42年度としている。

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