綿毛で遊ぶ!タンポポで作るふわふわパンダの作り方

2024年4月23日(火)9時20分 ウェザーニュース

2024/04/23 09:21 ウェザーニュース

桜が終わった足元には次々と咲くタンポポが黄色い絨毯をつくっています。そして、ふわふわの綿毛に変わったタンポポも見かけるようになりました。
この綿毛を摘(つ)んで乾燥させれば、草花あそびの材料にもなります。ゴールデンウィーク中に親子で楽しめる、可愛いパンダの作り方を教えていただきます。

タンポポの綿毛で遊ぶ

誰もが思い出の1つや2つあるほど日本人に親しまれているタンポポ。花が終わった後のまりのような綿毛が好きな人も多いでしょう。
簡単で楽しい草花あそびを日々考え、これまでにオリジナルの草花遊び・草花工作を700種類以上も考案している、New草花遊び研究所所長のinoriさんは、タンポポの綿毛で愛らしいパンダを作っています。
「はじめにタンポポの飛ばない綿毛を作り、ドライフラワーで目や耳などのパーツを作って貼ります。タンポポの飛ばない綿毛は、花が咲き終わったくらいの時期に仕込みます」(inoriさん)

タンポポパンダの作り方

タンポポの花が咲き終わったら、飛ばない綿毛作りを行います。
【準備/タンポポの飛ばない綿毛作り】
(1)タンポポの花が咲き終わり、閉じた状態のものを顎(がく)のすぐ下で摘む

(2)綿毛が開くまで置いておく(目安2〜4日)

「タンポポは、種が熟す前のものを選びます。開いた綿毛の中の種の色が、薄い茶色や緑かがった色ならば大丈夫ですが、白い綿毛の中に濃い茶色の種がしっかり見えるものは飛びやすくなります。
また、咲き終わってから、摘むまでの時間によって綿毛の大きさが変わります。花が閉じてすぐなら小さめになります。
タンポポは咲き終わるといったん茎が倒れ、綿毛を飛ばす時期に再び茎を伸ばして高い位置から種を飛ばそうとします。タンポポを探すときは、花が閉じて茎が倒れているものを選ぶとよいでしょう」(inoriさん)
綿毛の準備が終われば、実際にタンポポのパンダを作ってみましょう。

【用意するもの】
タンポポの飛ばない綿毛2つ、ビオラのドライフラワー(押し花でもよい)1つ、木工用ボンド、はさみ、ようじ
【作り方】
(1)綿毛にボンドを少量つけて、もう1つ綿毛をつけ頭と体とする
(2)ビオラの花びらをばらし、一番下の花びらを2つに切って目を作る
(3)真ん中の花びらを耳、上の花びらを半分に切って手足とする
(4)耳の花びらに木工用ボンドをほんの少しつけ、綿毛に貼る
(5)同様に目と手足、鼻も貼り、乾燥させたら出来上がり


「ボンドは少量つけるのがコツです。多すぎると重さで綿毛が潰れたり、水分でドライフラワーなどがしなしなになったりします。
できたパンダは瓶に入れるなどして湿気や直射日光を避ければ、1年ほどは保管できます」(inoriさん)
ふわふわしていて可愛いタンポポの飛ばない綿毛は、アイデア次第でいろいろな工作に利用できるといいます。
「ドライフラワーや小さな種、ラグラスの穂など軽い素材を組み合わせます。目には、小さな種やビーズが使えます。
タンポポの綿毛はとても儚いものなので、それで工作ができるのは嬉しいことでした。
春は大きなタンポポの花が咲いています。花びら(それが一つの花ですが)の多いものは綿毛の数も多いので、工作に最適です」(inoriさん)
パンダ以外にもいろいろな動物にチャレンジするのも面白いかもしれません。ゴールデンウィークは、タンポポの綿毛を探しに出かけてみませんか。
取材協力
New草花遊び研究所所長 inoriさん(@kusabanaasobi)

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