「収入が少ないことに不満を漏らす人」が知らない、悩まない人の「すごい考え方」・ベスト1

2025年4月24日(木)6時35分 ダイヤモンドオンライン

「収入が少ないことに不満を漏らす人」が知らない、悩まない人の「すごい考え方」・ベスト1

自分の生き方や置かれた状況に「悩む人」がいる一方で、同じ環境にいても「悩まない人」がいます。ではどうすれば、「悩みやすい不幸体質」を卒業して、「絶対に悩まない人」になれるのでしょう。その方法を教えてくれるのが、書籍『不自由から学べること —思いどおりにいかない人生がスッとラクになる33の考え方』です。12歳からの6年間を「修道院」で過ごした著者が、あらゆることが禁止された暮らしで身につけた「しんどい現実に悩まなくなる33の考え方」を紹介。悲観でも楽観でもない、現実に対するまったく新しい視点に、「現実の見方が変わり、モヤモヤがスッと晴れた」といった声が多数寄せられています。この記事では本書より一部を抜粋・編集し、「お金がないツラさとの向き合い方」を紹介します。

Photo: Adobe Stock

3年間「無給」で挑んだ着物の世界

 18歳で修道院を出たあと、いくつかのアルバイトや派遣業務などを経た私は、22歳で着物の世界に飛び込みました。 着物をデザインする「図案家」と呼ばれる職業に弟子入りしたのです。

 自分で作るだけでなく、作った着物を自分でコーディネートしてSNSに写真を載せるようにもなりました。 ですが弟子入りの条件は、「3年間無給」でした。

 そのため当時はお金がほとんどなく、コーディネートに必要なモノを買う余裕なんてありませんでした。

「ない」なら、「ある」もので代用すればいい

 ここで、制限ばかりの環境で自ら「楽しみ」を創り出していた、修道院時代に養ったクリエイティビティが活きました。

 たとえば、着物と帯を中古で安く手に入れ、帯締めと呼ばれる道具は「ベルト」で代用、草履も足袋も買えなかったので「ブーツ」を履き、襦袢の代わりに「タートルネック」を合わせました。

 イエス様がユダヤ教に異を唱えてキリスト教ができたように、「別に着物にも新しい解釈があっていいじゃん!」と思ったのです。冠婚葬祭ならNGですが、散歩や、友達と遊ぶ程度なら問題ありません。

 お金がなかったのでそうするしかありませんでしたが、そんな「和洋折衷に着物を着るスタイル」が少しずつSNSで話題になり、徐々にフォロワーが増え、メディアが特集してくださるようになりました。

 アイデアと工夫によって、夢であったブランドを作るための道が拓けたのです。そもそも私が着物のデザイナーという道を選んだのも、修道院での「足りないなら、創る」という経験があったからだと感じています。

「何もない」という思い込みを捨てよう

 他の人にはあるモノが自分にはなくても、落ち込む必要はありません。だからこそ、他の人とは違うものを生み出せるのです。

「ない」ものばかり見ていると、不自由さを感じてしまいます。でも本当に「何もない」状態なんて、ほとんどないのではないでしょうか。

 少なくとも、「あなた」という存在がいます。神様が与えてくれた「才能」という材料があります。自分には才能なんかないと思う場合でも、「時間」「知恵」は必ずあります。何かを作るための「手」、行動するための「足」、伝えるための「言葉」があります。

 ないモノばかり追い求めてずっと立ち止まっているくらいなら、今あるモノで、すぐにでも一歩目を踏み出してみてはいかがでしょうか。

 人と同じモノが「ない」からこそ、「自分で創る」という発想が生まれます。そこに、自分なりの「工夫」が生まれます。そして、そんな自分にも「ある」モノに目が向きます。

「ない」という不自由が、自分だけに「ある」可能性を引き出してくれるのです。

(本稿は、書籍『不自由から学べること —思いどおりにいかない人生がスッとラクになる33の考え方』の内容を一部抜粋・編集して作成した記事です。書籍では他にも、「悩まない人の考え方」を多数紹介しています。)

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