富士山を眺めやすく勝手に樹木伐採か、中国籍のホテル経営者ら器物損壊容疑で逮捕…山梨県警
2025年4月26日(土)22時40分 読売新聞
富士山を撮影しようと外国人が殺到するオーバーツーリズムが問題となっている(昨年11月、山梨県富士河口湖町で)
経営する山梨県富士河口湖町のホテル前に生えていた他人の敷地の樹木を無断伐採したとして、富士吉田署は26日、ホテル経営者(52)ら中国籍の男4人を器物損壊容疑で逮捕したと発表した。捜査関係者によると、富士山の景色を見やすくするために伐採した可能性があるという。
発表などによると、4人は共謀して2021年12月30日〜22年1月20日、同町大石で、ホテルに隣接する他人の敷地内に生えていた樹木23本の枝を伐採したり、幹に除草効果のある薬剤を注入して枯らしたりした疑い。経営者の男は容疑を認めているという。
経営者の逮捕は今月26日。ほかの3人(いずれも40歳代)が実行役だったとみられ、昨年9〜10月に逮捕されていた。被害関係者から相談があり、同署が捜査していた。
ホテルは河口湖畔の高台にある。ホームページによると、「富士山の眺望、河口湖の豊かな自然に包まれて」などとうたい、「河口湖の豊かな自然に囲まれたロケーションで優雅なひと時をお過ごしください」と記載。湖越しの富士山の写真を使用するなどしていた。