ハローワークにAI、3年分のデータ基に求職者に最適のお仕事…厚生労働省が10か所で実証実験
2025年4月28日(月)17時34分 読売新聞
厚生労働省
厚生労働省は、ハローワークでAI(人工知能)が求職者の適性に合った仕事を提案する実証実験を今年9月に始める。国内10か所で行い、実験結果を踏まえて2028年度の本格導入を検討する。
職業紹介業務を効率化させ、職員の負担を軽減する狙いがある。過去3年分の求職・求人データをAIに学習させ、求職者の希望や特性に応じた求人情報を職員に提案させる。職員は、求職者に助言する際の参考とする。学習データからはプライバシーに関する情報を除外する。
厚労省はまた、求人情報を検索できるサイト「ハローワークインターネットサービス」でも、来年1月にAIを活用する実証実験を始める。求職者からの質問に会話形式で応答する「チャットボット」に生成AIを登載し、求職活動の進め方や手続きなどを案内する。約2か月実施し、さらなる活用を検討する。