川崎の民家白骨遺体、20代男を死体遺棄容疑で逮捕へ…身元はストーカー被害訴えていた20歳女性
2025年5月3日(土)21時10分 読売新聞
遺体が見つかった民家の現場検証を始める捜査員ら(2日午前、川崎市川崎区で)
川崎市内の民家にあったバッグから白骨化した遺体が見つかった事件で、この家に住む20歳代の男が3日午後、滞在先の米国から帰国した。神奈川県警は死体遺棄容疑で逮捕状を請求しており、容疑が固まり次第逮捕する。
男の元交際相手で、川崎市川崎区の20歳代女性が男からのストーカー被害を県警に訴えており、昨年12月下旬から行方がわからなくなっている。
川崎市川崎区の民家にあったバッグから白骨化した女性の遺体が見つかった事件で、神奈川県警は3日、死体遺棄容疑でこの家に住む男(27)の逮捕状を請求した。また、遺体の身元を川崎区浜町、アルバイト岡崎
男は3日午後、滞在していた米国から帰国し、羽田空港で県警の捜査員から任意同行を求められた。
発表などによると、川崎臨港署員が4月30日、ストーカー規制法違反容疑で民家を捜索し、台所の床下収納からバッグを発見した。同署で5月1日に中身を確認し、遺体が見つかった。司法解剖の結果、目立った外傷はなく、死後1か月以上が経過していた。
捜査関係者によると、遺体には燃やされた形跡があった。室内に何かを燃やした跡はないため、民家とは別の場所で燃やされた可能性がある。
岡崎さんは交際関係を解消後の昨年12月、自宅周辺を男がうろついているなどとして同署に相談。同月20日朝、身を寄せていた祖母宅からいなくなった。男は3月、県警から事情を聞かれ、「20日朝に(岡崎さんの)勤務場所近くまで行ったが会えなかった」などと話し、関与を否定していたという。