川崎F脇坂主将「絶対この舞台に帰ってきたい」 J1制覇でのACLE再挑戦を誓う
2025年5月4日（日）21時36分 スポーツニッポン
◇アジア・チャンピオンズリーグ・エリート（ACLE）決勝 川崎F0—2アルアハリ（2025年5月3日 サウジアラビア・ジッダ）
悲願のアジア制覇に挑んだ川崎フロンターレは決勝でアルアハリに0—2で敗れた。サウジアラビアのジッダで決勝会場をホームとするチームを相手にした完全アウェーで前半に2失点して進撃を止められた。MF脇坂主将は「前半で2失点して90分で見た時に苦しくしてしまった。チームとしては戦えていたと思うが、個人のところで力の差があったと思う」と振り返った。
前半35分に自陣の深い位置でボールを奪われて先制された。同42分には左サイドバックの三浦がピッチ外で治療を受け、交代選手が準備している間に脇坂がカバーしていた左から2点目を失った。
前リバプールのフィルミノがクロスを上げ、ACミランなどで活躍したMFケシエがヘディング弾。集中開催地のサウジアラビアに入って準々決勝でアルサド（カタール）、準決勝でC・ロナウドを擁するアルナスル（サウジアラビア）と資金力に勝る中東の強豪を連破してきたが、組織力では埋められない差もある。「チームとしては戦えていたと思うが、個人のところで力の差があった。フロンターレのチーム力はアジアの戦いでも自信を持っていいと感じたが、個人をもっともっと伸ばさなければいけない」と痛感した。
過去最高だった準々決勝の壁を乗り越えて決勝までたどり着いたが、準優勝に終わったことで次回出場権も逃した。再び挑戦するにはJ1で結果を出すしかない。雪辱に燃える主将は「この舞台に立つためには日本でもう一度タイトルを獲らなければ。絶対この舞台に帰ってきたい」と力を込めた。
