川崎の女性遺棄、容疑者が昨年の聴取でストーカー行為を認める…自宅を捜索したのは4か月後

2025年5月6日(火)5時0分 読売新聞

亡くなった岡崎彩咲陽さん(親族提供)

 川崎市川崎区の自宅に元交際相手の岡崎彩咲陽あさひさん(20)の遺体を放置したとして、職業不詳の白井秀征ひでゆき容疑者(27)が死体遺棄容疑で逮捕された事件で、岡崎さんが行方不明になってから6日後の昨年12月26日、白井容疑者が神奈川県警の任意の事情聴取に対し、12月12〜17日にストーカー行為を繰り返したと認めていたことが分かった。捜査関係者が明らかにした。

 県警は、この供述を得た直後には自宅の捜索など白井容疑者に対する強制捜査をしていない。白井容疑者は今年3月25日の任意聴取で、「昨年12月20日に(岡崎さんの)職場付近に行った」と説明しており、県警はこの証言などを基に今年4月30日、ストーカー規制法違反容疑で自宅を捜索。バッグに入った岡崎さんの遺体を発見している。

 発表などによると、ストーカー被害を訴えていた岡崎さんは昨年12月20日、避難先の祖母宅からいなくなり、行方が分からなくなった。祖母は窓ガラスが割れていることに気づき、同22日、白井容疑者に連れ去られた可能性があると110番した。

 岡崎さんが行方不明になって以降、川崎臨港署は白井容疑者に計7回事情を聞いた。捜査関係者によると、白井容疑者は3回目の同26日、「12日に『別れよう』と言われ、電話を切られた。話がしたかったので、12日から17日まで家の前や(岡崎さんが働く)店の前でうろついた」などと説明し、ストーカー行為を認めたという。

 県警によると、岡崎さんは同12日、「自宅付近をうろうろしているので怖い。パトロールしてほしい」と同署に通報。岡崎さんの親族も同24日、「16日に(白井容疑者が)家の前にいたので注意した」と同署に説明していた。

 県警は5日、死体遺棄容疑で白井容疑者を横浜地検に送検した。

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