川崎の民家白骨遺体、27歳男を死体遺棄容疑で逮捕…亡くなった20歳女性の元交際相手

2025年5月3日(土)22時33分 読売新聞

遺体が見つかった民家の現場検証を始める捜査員ら(2日午前10時8分、川崎市川崎区で)

 川崎市川崎区の民家にあったバッグから白骨化した女性の遺体が見つかった事件で、神奈川県警は3日、この家に住む白井秀征ひでゆき容疑者(27)を死体遺棄容疑で逮捕した。また、遺体の身元を川崎区浜町、アルバイト岡崎彩咲陽あさひさん(20)と発表した。岡崎さんは白井容疑者の元交際相手で、ストーカー被害を訴えていたが、昨年12月から行方がわからなくなっていた。

 発表によると、白井容疑者は昨年12月20日頃から今年4月30日までの間、川崎区大師駅前の自宅で、岡崎さんの遺体を放置した疑い。「間違いありません」と容疑を認めているという。

 県警は3日午後、滞在先の米国から帰国した白井容疑者に対し、羽田空港で任意同行を求め、容疑が固まったとして逮捕した。

 発表などによると、川崎臨港署員が4月30日、ストーカー規制法違反容疑で白井容疑者の自宅を捜索し、台所の床下収納からバッグを発見した。同署で5月1日に中身を確認し、遺体が見つかった。司法解剖の結果、死因は不明だが、死後1か月以上が経過していた。

 捜査関係者によると、遺体には燃やされた形跡があった。室内に何かを燃やした跡はないため、民家とは別の場所で燃やされた可能性がある。

 岡崎さんは交際関係を解消後の昨年12月、白井容疑者が自宅周辺をうろついているなどとして同署に相談。同月20日朝、身を寄せていた祖母宅からいなくなった。白井容疑者は3月、県警から事情を聞かれ、「20日朝に(岡崎さんの)勤務場所近くまで行ったが会えなかった」などと話し、関与を否定していたという。

ヨミドクター 中学受験サポート 読売新聞購読ボタン 読売新聞

「川崎」をもっと詳しく

「川崎」のニュース

「川崎」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ