芽がニョキニョキ…11日は「西わらびの日」、岩手の西和賀町がPR・道の駅などで特設販売
2025年5月4日(日)9時42分 読売新聞
5月11日の「西わらびの日」をPRする湯沢代表(左)と内記和彦町長(2日、岩手県西和賀町で)
岩手県西和賀町特産の西わらびの生産者や集荷加工業者、町などでつくる「西和賀わらび生産販売ネットワーク」(湯沢正代表)は2日、5月11日を「西わらびの日」として、広くPRしていくことを決めた。
西わらびの旬は5月で、芽がニョキニョキと伸びる様子が数字の「11」を思わせることから決定。西わらびは、あくや筋が少なく粘りのある食感が特徴で、町では根茎を活用したわらび粉も生産され、わらび餅などの新たな特産品につながっている。今季は芽が出始めた状態で、今月中旬には収穫できるという。
活動第1弾として5月11日から6月8日までの間、「西和賀わらびロード祭り2025」と題し、スーパーや道の駅などに特設販売コーナーを設置したり、飲食店で西わらびを使ったメニューを提供したりする。
西わらびは、昨年1月に国の「地理的表示(GI)保護制度」に登録されて2シーズン目。湯沢代表は「県内では知られるようになったが、東北、全国にも広めたい」と力を込めた。