浜松4人死傷事故、20日前にも自損起こした78歳男性「免許返納促されると思い内緒に」…遺族に謝罪

2025年5月5日(月)21時34分 読売新聞

小学生の女児4人をはね1人が死亡した事故を起こしたとみられる軽トラックを運ぶレッカー車(浜松市中央区で、3月24日)

 浜松市中央区で3月に女児4人が軽トラックにはねられて死傷した事故で、事故を起こした男性(78)が5日、報道陣の取材に応じ、「遺族には申し訳ないという言葉しかない。これから一生かけて償っていくつもりだ」と謝罪した。事故当時の状況については「現場の手前で心臓が痛くなり、あまり覚えていない。気がついたらぶつかっていた」と語り、以前にも同様に意識を失って自損事故を起こしていたことを明らかにした。

 事故は3月24日夕方に発生。自転車に乗っていた小学生4人がはねられ、8歳女児が死亡、その姉(10)ら3人がけがを負った。男性は、自動車運転死傷行為処罰法違反容疑で現行犯逮捕された後、処分保留で釈放され、在宅で捜査が続けられている。

 事故について、男性は「子どもたちが前にいた記憶がない。ぶつかって車が止まり、意識が戻った」と説明。「事故の約20日前にも同じような症状で事故を起こしたが、運転免許の返納を促されると思って家族には内緒にしていた。免許は返納し、今後は車の運転はしない」と述べた。

 男性は4日、女児の自宅を訪れて父親(37)らに謝罪した。父親は「謝罪の言葉が少なく、誠意が感じられなかった。怒りと悲しみが増し、絶対に許さないという気持ちになった」と語った。

ヨミドクター 中学受験サポート 読売新聞購読ボタン 読売新聞

「事故」をもっと詳しく

「事故」のニュース

「事故」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ