自民・西田昌司参院議員、ひめゆりの塔「歴史の書き換え」発言を撤回し謝罪
2025年5月9日(金)18時16分 読売新聞
西田昌司参院議員
自民党の西田昌司参院議員は9日、国会内で記者会見し、沖縄戦で犠牲となった学徒らを慰霊する「ひめゆりの塔」(沖縄県糸満市)の説明を巡り、「歴史の書き換え」などとした自身の発言を撤回し、謝罪した。
発言に対し、沖縄県内や与野党から批判が相次いでいた。西田氏は「ひめゆりの塔の名前を出して講演したこと自体、非常に不適切だった。沖縄県民、ひめゆりの塔の関係者におわびを申し上げる」と陳謝した。
西田氏は3日に那覇市で行われたシンポジウムで、塔の説明について「日本軍が入ってきて学徒隊が死に、アメリカが入ってきて解放されたという文脈で書いている。歴史を書き換えられるとこうなる」と発言。7日には記者団に「事実を言っている」と撤回しない考えを示していた。