【精神科医が指南】自己肯定感が高い人と低い人「自分の弱点」に対する考え方の悪いクセ

2024年5月14日(火)6時0分 ダイヤモンドオンライン

【精神科医が指南】自己肯定感が高い人と低い人「自分の弱点」に対する考え方の悪いクセ

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誰しも悩みや不安は尽きない。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日一日がラクになる!※本稿は『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。

Photo: Adobe Stock

成長しなければならない?

人は、どうしても「成長しなければならない」というプレッシャーを受けやすいです。

これは、体に染みついたような呪縛のようなものですが、成長は必須のものとはいえません。

ダメなときがあっても、悪いことではありませんし、成長し続ける必要もありません。

弱点に対するアプローチ

一方で、成長するにはコツがあることも事実です。

一般的には、成長しようとすると、自分の弱点を克服しようとしがちです。

しかし、弱点を克服するのは、簡単なことではありません。

弱点の克服はたいへん

なぜなら、自分の弱点は、そもそも自分が苦手とする分野であり、他の人と同じように上達するのが難しいのです。

弱点を克服するには、普通にできる人に比べて、2倍とか3倍、場合によっては10倍の努力が必要になるでしょう。

結果として、努力が報われず、自己否定に陥ることさえあります。

弱点が気にならなくなる

そこで、成長するなら、自分の得意なことを伸ばしていくという発想がポイントになります。

自分の得意なことを伸ばして、小さな成功体験を積み重ねることにより、自己肯定感も高まります。

また、自分の得意なことがあれば、弱点や欠点があっても、総体的に気にならなくなります。

弱点があっても大丈夫

人間関係も同様で、ある人に欠点があっても、それだけでその人を嫌いになることはありませんよね。

また、すべての分野で平均的に優れている人が、肯定的に見られるとも限りません。

ですから、弱点があったとしても、自分の得意な分野を伸ばしていくことで苦痛が減り、ちょっとした成長でも楽しめるようになります。

自然な流れで成長する

自分の得意なことを伸ばすことで、自己肯定感が高まり、他人とも良好な関係を築きやすくなります。

成長は必須ではないものの、これにより自分のちょっとした成長も実感しやすくなります。

自分の得意な分野を伸ばしていくことで、他の分野の成長も後から追いつくかもしれませんが、それは自然な流れなのです。

※本稿は『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。

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