地震活動が活発なトカラ列島や八丈島近海 今後も動向注意

2023年5月17日(水)10時0分 ウェザーニュース

2023/05/17 09:48 ウェザーニュース

奄美地方のトカラ列島近海や、伊豆諸島の八丈島近海の地震活動は、先週末から活発な状況が続いています。今度の動向には引き続き注意が必要です。

トカラ列島では有感地震が続く

トカラ列島近海では13日(土)にマグニチュード5.1、最大震度5弱の地震が発生して以降、有感地震の多い状況が続いています。昨日16日(火)も6回発生しており、未明の地震では震度3を観測しました。
トカラ列島近海は過去にも頻繁に群発地震が発生しています。去年は今回よりも少し南側の諏訪之瀬島の近海、2021年にはさらに南の小宝島の近海で地震が多発。特に2021年の活動ではマグニチュード6.1、最大震度5強の地震が起きました。
微弱な地震を加えると今日17日(水)も地震は多くなっています。口之島に近い震源の地震もありますので、強い揺れに注意が必要です。

八丈島近海も地震多く 昨夜はM4.7の地震

伊豆諸島・八丈島近海では14日(日)にマグニチュード5クラスの地震が頻発し、最大震度3を観測しました。15日(月)以降は幾分、活動が落ち着いたものの、昨日16日(火)の夜になり、マグニチュード4.7のやや大きめの地震が起きています。
八丈島近海でもしばしば活発な地震活動が発生しており、2021年には今回よりも少し八丈島に近い領域で地震が多発。マグニチュード5.4、最大震度4の地震が起きました。また、今回と近い領域では2016年に地震が頻発し、最大でマグニチュード5.0の地震が発生しています。
現在の地震活動が続いている領域では1919年以降、マグニチュード6を超えるような地震は発生していません。ただ、伊豆諸島全体で見ると、プレートの沈み込みによる地震や、火山活動に伴う地震が多い領域ですので、改めて地震への備えはしっかりと行ってください。

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