新名神高速、事故後も10キロ逆走…車は群馬ナンバー
2025年5月19日(月)22時44分 読売新聞
三重県警察本部
三重県亀山市の新名神高速道路下り線で乗用車が逆走し、避けようとした車の4人が軽傷を負った多重事故で、乗用車は事故後、新名神鈴鹿パーキングエリア(PA)まで少なくとも10キロを逆走し続けたことが19日、県警への取材でわかった。車は群馬ナンバーだといい、県警高速隊は道路交通法違反(当て逃げ)などの疑いで行方を追っている。
県警幹部によると、逆走したのは青色の乗用車で、鈴鹿トンネル西側の滋賀県内でUターンし、逆走を始めたとみられる。
事故は18日午前11時頃に発生。逆走車が鈴鹿トンネル東側で2台の車に接触した後、避けようと停車した車など4台が絡む多重事故も起き、40〜60歳代の女性4人が軽傷を負った。
逆走した車はその後、約10キロ走り続けて鈴鹿PAに入ったところまで確認されている。三重県警は最初に接触した2台への当て逃げ容疑で捜査している。