最後のH2Aに搭載、CO2やメタン観測する衛星「GOSAT―GW」を報道陣に公開
2025年5月20日(火)18時1分 読売新聞
公開された人工衛星「GOSAT―GW」(20日、鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターで)=小園雅寛撮影
宇宙航空研究開発機構(JAXA)などは20日、鹿児島県の種子島宇宙センターで、温室効果ガス・水循環観測技術衛星「
衛星は高さ5メートル、重さ2・6トンで、開発費は約480億円。二酸化炭素(CO2)やメタンの濃度を地球の全表面でくまなく観測でき、地球温暖化対策への貢献が期待される。海面水温や降雪などの観測も行い、気象庁による台風や豪雨の予測精度向上などに役立てる。
温室効果ガスの観測衛星「いぶき2号」と、水循環の観測衛星「しずく」双方の後継機となる。愛称は検討中だという。