復興相「東北でよかった」、法相「ニュースは死刑だけ」…失言で辞任の閣僚ら後を絶たず
2025年5月21日(水)11時58分 読売新聞
(左から)今村雅弘・復興相、桜田義孝・五輪相、葉梨康弘・法相(肩書はいずれも当時)
閣僚が失言で辞任に追い込まれるケースは後を絶たない。
2017年4月、第2次安倍政権の今村雅弘・復興相(肩書はいずれも当時)が自民党派閥のパーティーで東日本大震災について「(発生が)まだ東北の方だったからよかった」と発言して批判を浴びた。
19年4月には、比例東北選出の同党衆院議員のパーティーに出席した桜田義孝・五輪相が、この議員について「復興以上に大事だ」と述べ、引責辞任している。
岸田政権では22年11月、葉梨康弘・法相が同党議員の政治資金パーティーで、「法相は朝、死刑のハンコを押し、昼のニュースのトップになるのは、そういう時だけという地味な役職だ」と職務を軽視するような発言をして辞表提出に至った。
このほか、副大臣が不適切な発言の責任を取って辞任した例もある。