梅雨近づく 今年は梅雨入りして間もなく梅雨の最盛期のような雨 梅雨支度は早めに
2022年5月22日(日)15時36分 tenki.jp
九州南部は早ければ今月中に、九州北部から関東甲信は6月上旬に、北陸や東北は6月上旬から中旬に、梅雨入りになる可能性があります。今年は、梅雨入りしてから間もなく梅雨の最盛期のような雨の降り方をすることもあるでしょう。
梅雨近づく 今後の前線の動向は?
6月初めにかけて、太平洋高気圧の北への張り出しが強まるでしょう。このため、梅雨前線は、次第に北上する見込みです。ただ、太平洋高気圧の北への張り出しは、当初の予報ほどではない資料もあり、今後の前線の南北の予想は、難しくなっています。
今のところの資料では、25日から26日にかけて、日本の南に停滞する前線はやや北上するでしょう。前線の雨雲が九州から関東の太平洋側にかかる可能性があります。前線の雨雲がかからなくても、26日から27日にかけて、本州付近を気圧の谷が通過するでしょう。九州から北海道の広い範囲で雨が降る見込みです。28日は、前線は南へ下がり、九州から近畿付近を中心に晴れるでしょう。29日は再び前線は北上し、31日にかけて、広く雨が降る見込みです。
6月初めは、前線は本州の南岸に停滞しやすいでしょう。九州から北海道も広く雨が降ることがある見込みです。
梅雨入りはいつ?
九州南部は早ければ今月中に梅雨入りし、九州北部から関東甲信では6月上旬に梅雨入りになる可能性があります。平年並みか平年より早いでしょう。
6月中旬から、太平洋高気圧の北への張り出しは、平年より強くなる可能性があります。北陸や東北でも、この頃には梅雨入りし、今年は梅雨入りしてから間もなく、広く梅雨の最盛期のような雨の降り方をすることもあるでしょう。6月下旬から7月上旬にかけても、太平洋高気圧の北への張り出しは、平年より強く、7月上旬には、梅雨末期のような気圧配置になることもありそうです。
梅雨支度は早めに
長雨の季節が近づいています。今年は、例年より早く梅雨の本格的な雨になることもあるでしょう。側溝の掃除をして、家の周りの水はけをよくしておくなど、梅雨支度は早めに進めておくとよさそうです。