台風7号 「強い」勢力に 明日3日(火)は九州に接近

2018年7月2日(月)10時45分 ウェザーニュース


2018/07/02 13:19 ウェザーニュース

沖縄県与那原町より(2日7時52分撮影)
7月2日(月)9時現在、台風7号は久米島の北の海上を北上しています。中心気圧は965hPa、中心付近の最大風速が35m/sとなり、「強い」台風になりました。
また、沖縄本島は風速25m/s以上の暴風域から抜けたとみられます。

強い勢力に発達

▼台風7号 7月2日(月) 9時現在
 存在地域   久米島の北約100km
 大きさ階級  //
 強さ階級   強い
 移動     北 20 km/h
 中心気圧   965 hPa
 最大風速   35 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 50 m/s
強い勢力となった台風7号は今夜以降も北上を続けます。明日3日(火)9時には五島列島付近に達し、その後は北東に進路を変えて4日(水)かけて対馬海峡から日本海に進む見込みです。
5日(木)までに温帯低気圧に変わり、北日本方面を通過します。

雨と風の様子

台風の東から南東側に発達した雨雲が広がり、読谷村では1時間に45.0mmの激しい雨を観測。
▼【観測値】最大1時間降水量 2日(月)10時まで
 読谷(読谷村) 45.0 mm
 奥 (国頭村) 42.0 mm
 胡屋(沖縄市) 40.5 mm
 那覇(那覇市) 35.5 mm
また、暴風も吹き荒れていて、最大瞬間風速は那覇市で34.4m/s、南城市糸数で43.7m/sを記録しました。
▼【観測値】最大瞬間風速 2日(月)10時まで
 糸数(南城市)   43.7 m/s
 渡嘉敷(渡嘉敷村) 39.0 m/s
 宮城島(うるま市) 36.1 m/s
 那覇(那覇市)   34.4 m/s

【奄美】今夜にかけて大荒れに

台風の北上に伴い、奄美では今夜にかけて活発な雨雲が次々と通過。
1時間に50mmを超えるような激しい雨に加え、瞬間的に35m/sを超える暴風が吹く恐れがあります。
土砂災害や道路冠水、暴風による倒木、飛来物などに警戒が必要です。
▼予想される最大風速(最大瞬間風速)
 沖縄本島地方 30m/s(45m/s)
 奄美地方   25m/s(35m/s)
▼予想される波の高さ(いずれもうねりを伴う)
 沖縄本島地方 8m
 奄美地方   7m
▼予想される雨量(多いところ)
 1時間に60mmの非常に激しい雨
 24時間に200mmの警報級の大雨

【九州】3日(火)は北部に接近、南部も大雨に警戒

今夜遅くには台風の外側の活発な雨雲が九州にかかり始め、明日3日(火)午前中は、九州の広い範囲や四国の太平洋側で強い雨に見舞われます。
特に台風に向かって吹く南よりの風が山にぶつかることで、九州・四国の太平洋側山沿いで雨の量が多く、200mm前後に達するところがあり、土砂災害、河川の増水や氾濫に警戒が必要です。
台風に近い長崎県や鹿児島県など、九州の東シナ海側は明日3日(火)朝の通勤・通学時間帯に風雨が強まり、鉄道のダイヤに乱れが出ることが考えられます。無理な移動は控えるようにしてください。
▼予想される最大風速(最大瞬間風速)
 九州北部 25m/s(35m/s)
 九州南部 23m/s(35m/s)
▼予想される波の高さ(いずれもうねりを伴う)
 九州 7m
▼予想される雨量(多いところで)
 1時間に50mmの非常に激しい雨
 24時間に200mmの警報級の大雨

台風の名前「プラピルーン」

Prapiroonとは、タイの言葉で「雨の神」の意味。
台風の名前は、「台風委員会」(日本ほかアジア地域14カ国等が加盟)などが提案した名前が、あらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。


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