台風7号 今日午後に九州北部に最接近 大雨・暴風に警戒

2018年7月3日(火)5時10分 ウェザーニュース


2018/07/03 05:57 ウェザーニュース

7月3日(火)5時現在、強い台風7号は九州の西の海上を北上しています。

台風7号 7月3日(火) 5時現在

 存在地域   五島市の南南西約190km
 大きさ階級  //
 強さ階級   強い
 移動     北 25 km/h
 中心気圧   960 hPa
 最大風速   35 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 50 m/s
台風7号はこのあとも北上を続け、今日3日(火)午後に九州北部に最接近。4日(水)かけて対馬海峡から日本海に進む見込みです。
その後は、5日(木)には温帯低気圧に変わり、北日本方面へ向かう予想です。

【風の影響】九州では鉄道の運行に支障も

台風に近い長崎県や鹿児島県など、九州の東シナ海側は3日(火)朝の通勤・通学時間帯に風雨が強まり、鉄道のダイヤに乱れが出ることが考えられます。また、午後も北部で風雨強まって、遅れや運転見合わせが発生する可能性も。無理な移動は控えるようにしてください。
▼予想される最大風速(最大瞬間風速)
 九州北部  30m/s(45m/s)
 九州南部  28m/s(40m/s)
 中国地方、四国地方、近畿地方 20m/s(30m/s)
▼予想される波の高さ(いずれもうねりを伴う)
 九州北部 9m
 九州南部 8m
 奄美   6m
 沖縄、中国、四国 5m

【雨の影響】九州や四国は大雨に警戒

台風の外側の活発な雨雲によって3日(火)は、九州の広い範囲や四国の太平洋側、山口県・広島県でも強い雨に見舞われます。

特に台風に向かって吹く南よりの風が山にぶつかることで、九州・四国の太平洋側山沿いで雨の量が多く、400mm前後に達するところがあり、土砂災害、河川の増水や氾濫に警戒が必要です。
▼予想される雨量(多いところで)
 1時間雨量  50〜70mm
 24時間雨量  400mm

ジェット気流に乗れず遅い速度で移動中

沖縄付近を通過した後も速度は上がらず、時速30kmにも満たない自転車並みのスピードで北上を続けています。なかなか速度が上がらない訳は上空の風の流れです。
台風は自力ではあまり動けず、上空の風の流れに乗って移動します。現在は夏の太平洋高気圧が勢力を強めているため「ジェット気流」と呼ばれる強い西よりの風が北海道付近まで北上しています。台風を動かすのは、太平洋高気圧の周辺を吹く弱い風しかなく、遅い速度が続いているのです。

台風の名前「プラピルーン」

Prapiroonとは、タイの言葉で「雨の神」の意味。
台風の名前は、「台風委員会」(日本ほかアジア地域14カ国等が加盟)などが提案した名前が、あらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。


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